薬剤散布の全体的な説明は別の機会に譲り、今回は夏季における作業を書きます。
・夏の薬剤散布で一番気を付ける事は、薬害の発生を防ぎつつ適時的確に散布を行う事です。
・濃度を間違えない。思いのほかこの事故が多いです。私の場合20リットルの灯油缶で作りますが、水量10リットルと勘違いで薬剤を投入することがあります。薬害は出ないが、これでは病気が出る。
・以前は、盛夏のきわめて高温時には黒星も鳴りを潜める事から、散布を休んでいました。しかしこれでは8月20日過ぎても立ち上がりが悪く、再開が25日~30日前後になってしまい、黒星にやられました。夏季でも休まない事に切り替えました。9日・19日と昨日も撒きました。
・高温時には薬害が発生しやすく、使用できる薬剤は限られます。夏はオーソサイドをもっぱら使います。以前はマネージも使っていましたが、これは生産中止です。EBI剤ですが、他のEBI剤と共用ができ夏も使えて重宝してました。ダコニールは極めて薬害が出やすく、使用は厳禁です。
・殺虫剤ではベストガードが、比較的薬害が少ないと思います。
・8月下旬はヨトウムシ対策が必要です。フェニックスを使います。
。
・オーソサイドは粉剤です。800倍となっていますが1リットル当たり1.3g、10リットルは13gを混ぜます。作り方は少量の水分で粘りが出るように丁寧に混ぜていきます。ある時すっと軽くなります。そうなれば水に入れます。
・イオウ系は割と薬害が出ずらいともありました。イオウフロアブルとかジマンダイセンも使えるかもしれません。
1.パットオースチン
夏バラ
夏にも良く咲く。
2.マグレディスイエロー
HT 1926 Samuel Davidson McGredy III
7月の夏バラです。マグレディス社は現在ニュージランドにあるが、このバラはアイルランド時代に作出されたもの。
3..カカヤンバラ(八重山野薔薇)
江戸時代に漂流民がフィリピンより持ち帰ったと伝えられるバラ。 ハマナスの近縁品種。八重山諸島や台湾にも自生。
夏バラ 夏8月に咲きました。
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いつもありがとうございます
返信するすっごく専門的な内容で到底まねできそうもないのですが、できる限りついて行きますのでー
使用頻度が高いと同じ薬剤を繰り返し使えなくて何種類もの薬剤を取り揃えておかなくてはいけないのですね
手持ちの(野菜にも使える)農薬だけでは使用回数の限度を過ぎてしまいますね
画像は今咲いているばらなのですね
夏なのにキレイー!
いぇいえ 薬害をしないように農薬を選ぶという事だけですから、できると思います。夏作業の一番の障害は、暑さのために体が動かなくなり、サボる事ですね。バラはいくら丹精しても、お腹には入りませんので、モチベーションの維持に今一手間取るかもです。
農薬は、殺菌剤と殺虫剤をそれぞれ7~8種類ほど揃えています。年間で20~25回ほどの散布回数がありますから、平均5回の使用で、5種類ほどは揃える必要がありますね。
薬剤はお高いので最寄りで買うのではなく、空いている時で1時間以上かかる瑞穂のジョイフル本田という巨大店にでかけ、500ミリリットル瓶とか容量のでかいの求めています。
花は現在ひと段落です。パットオースチンは花柄をまだ取っていなくて・・・。
我が家のパット・オースチンも夏でも良く咲きます
返信する黒星にもならず強いなぁ、と思っていたらやっぱり今、黒星まっ盛りです🙄
セプタード・アイルもそうですね😅
夏に消毒をしなかったのがいけないのでしょうね
毎年それを繰り返しているような😟
そろそろ夏剪定の時期ですね
趣味の園芸でもやってましたね😉
ERは昔から、割と耐病性のあるものが多いです。ここ数日は少ししのぎやすくなっていますから、黒星が頭をもたげそうです。
バラは、黒星対策を心配していれば他の事、例えばうどんこ病などは気にすることもありません。害虫に蕾や葉をがじられることもありますが、丸坊主にもなりません。
黒星、一度発生させると病原菌が庭に居つくようになります。一度、黒星菌をクリアにしてから、薬の定期散布をすると克服できます。
河合さんが出てましたね。次回は夏剪定の実際を書こうかと思っています。
こんにちは。
返信する真夏でも、綺麗に咲いていますね
アプリコットのパットオースチン、素敵です
マグレディスイエロー・・・名前の通り、柔らかい黄色が素敵なHTですね
カカヤンバラ、かわいいですね。野性味があって、愛らしいですハート形の花びらと、蕊の黄色と赤が目を引きますね
台風準備にかかる前に、体力温存のため、趣味園やってます
マグレディスイエロー、最近は古株になってきたので、黄色が濃く出るようになりました。最初のころは、とても淡い感じの花でした。
カカヤンバラは、前回咲いた時は花弁がふっくらしていましたが、今回の花はスリムになって、いまいち可愛さが減りました。夏の気候が厳しいからでしょう。
今年は台風の当たり年ですね。何度も何度も台風に備えるのは大変です。
本当にご苦労様です。私の所も、8月半ばまでに2度も台風に備えました。被害がないのは良いのですが、鉢を避難させて、台風が去ったら、鉢を元に戻すというのが煩わしい事です。
こんにちは♪
返信するさすがキレイに咲いてますね
我が家の夏バテのバラたちとは大違いです
薬剤散布、夏も油断出来ませんね。
先月だったか、ついうっかりダコニールを使ったら、しっかり薬害出ました
暑い時期は厳禁だったのに~手持ちの他の薬が切れていて。
せめて薄めだったら良かったのに、ついいつもの倍率で。
薬品の在庫管理も大事ですね、いい勉強になりました。
昨日は趣味園放送に感化され?勢いで夏剪定してしまいました。
どういたしまして。手塩にか掛けていますから、なんて言ってしまいました。薬剤散布だけ割としっかりしているだけの事です。
ダコニールとか夏に使ってはいけないなどの薬害の知識、バラ作りのベテランでも知らない方が多いです。薄めて使うのとてもいいことだと思います。この場合、500~1000倍などとある場合は、その最薄の1000倍で撒くのが基本です。500以下にするし効果が無くなります。
夏剪定なさいましたか。御地では割とタイムリーだと思います。東京基準で書いていますから、地域の気温に合わせることが大切ですね。
河合先生は。とても真摯な方です。お話を聞いていると引き込まれます。先日の放送も拝見しました。
みなみさん (^^)丿
返信する今日も しっかりコピペ 勉強します
薬剤の細かい情報 とっても嬉しいです
先日の講習会でも 薬の◯◯系 △△系って教えて頂き
回数厳守や組合せを 知らないで使っているのは怖いと
感じました
あるお花友達が 丁度 瑞穂のお店のお話をしてくれたところです
「大きくて何でも揃って良い」と
当県に 出店していないのが残念です
今年度の趣味園TVでは バラの歴史・育種家さんの紹介もしています
今週の育種家さん みなみさんの日記で拝見したな~と
身近に感じてくるから おもしろいです
(*^_^*)
いえいえ、いつも励みになるお言葉、感謝です。
最近は、薬の◯◯系って割と浸透してきました。EBI系のサプロール、ラリー、サルバトーレ、マネージ、トリフミンなどあります。これら治療薬はトータールで6回以内に収めれば問題ないですが、この回数を超えると菌に耐性ができてしまいます。なので、EBI系は治療とし、これらの農薬は予防には使いません。
無機硫黄のイオウフロアブル、有機硫黄のジマンダイセン、フルピカ、ダコニール、オーソサイドなどを使っています。これらは予防薬です。
ジョイフル本田は、航空母艦みたいに大きく、黒く、四角い店です。千葉県には沢山ありますが、東京は青梅の瑞穂だけかな。
バラの育種家さんとか専門家の方は、親切というか紳士的な方が多いです。親身になって相談とか話し相手になっていただけます。とても楽しみです。
みなみさん こんばんは
返信する涼しい日が続けば、と願っていますが
何だかじわじわと蒸しますね(^-^;
「夏作業の一番の障害は、暑さのために体が動かなくなり、サボる事」
って 私のことでしょうか((+_+))
今夏は暑いうえに 何かと忙しなく、、、
というのも皆 言い訳ですね
特に主人が休みの間は 散布日和な感じの日でも
出来る雰囲気ではないので 諦めています
今週はまた慌ただしいです
頭で計算が簡単、とか 記憶が容易そうな希釈倍率でも
うっかりな私は 必ずいちいち表を確認して薄めています。
オーソサイドは専用の小さなスプーンが
付いていたので それをずっと使っています。
ジマンダイセンも併せて 夏は重宝している薬剤です。
手持ちとしては もう一種くらい増やしたいと
思っています。
マグレディスイエロー 長いステムが魅力的ですね。
カカヤンバラは愛らしいですね♪
確か一日花でしたか・・・
本日は気温が高いのか蒸し暑いのか、少し居心地がよくありません。
「サボる事って 私のことでしょうか。」
うん そうですよ。目に見えるようです。別に千里眼ではありませんが。
お盆時期は、家族が揃うので、バラばかりにかまけているわけにはいきませんものね。サボるのではなく止むをやむを得ない側面がありますね。
昨日の私は、庭の雑草取りをしていました。バラ庭の方は割とこまめに雑草を取ってっていました。しかし、メインの庭は手抜きでした。昨日は少し涼しかったので、手グワをもって頑張りました。すっかり疲れて夕食の後にごろ寝してしまいました。
「必ずいちいち表を確認」。
うん そうなんですよ。所が、薬剤の注意事項が10リットル単位で記載されているので、その倍量が必要だというのを直ぐに頭から落としてしまいます。鶏と一緒ですね。
カカヤンバラ覚えて居て頂いて恐縮です。一日ばらなのに4日は持たせています。萎れたら、すぐもがないとダメなのにね。
返信するみなみさんこんばんはm(^-^)/
この涼しい日が続けばいいのになぁ~・・・
台風が心配で~す 今晩あたりから島に・・
で 主人は、島に電話して家の事頼んでいました、
毎年台風は通り道と・・でも今年は違うような
夏剪定の方法楽しみにしています、よろしくお願い
しますm(_)m
我が家では葉ダニが心配ですダニ太郎でもダメでした
何かいい方法がありましたら教えて頂きたいですm(_)m
猛暑でバラさん達もばて気味でお花が小さく?
と言うか変形しているような?感じがしています
この猛暑の中でも、綺麗に咲いていますねぇ
マグレディスイエロー黄色が素敵
本当にね。涼しいのは嬉しいですね。もっとも心配性の私は、こうなると農作物の出来も心配になります。
台風も多く困りますよね。コースも少し変則だし。
夏剪定の前の仮剪定に迷っています。昨日、とりかかろうとしていましたが、なんとなく作業に入らず・・・。結果、草取りになりました。本日もまだ迷っていますが・・・。
ダニ、実は私ほとんどダニについて書いていませんが、薬剤の定期散布をしていると、ダニとかうどんこ病などはほとんど出なくなります。そんなこともあり、ダニ剤の登場がないのですね。
そんな分けで経験不足ですが、私のお薦めは、ニームオイルです。ニームは、気温が低いと固まったりで割と使いにくいですが、この暑さ快適に使えると思いますよ。無農薬というのがうれしいかも。
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