昨日庭で発見したクロッカスの絞り花。
似た花に白地に紫のベインが入るものはたくさんあるのだが、ベインの入り方が線対称でくずれない。
今回紹介する花は基本白地だが紫の筋が不規則に入る。
バイラスかもしれないし、キメラかもしれない。
鉢上げして栽培することにした。
写真撮影後、肥培するため花は摘んだ。
左・側面から
白いクロッカスでも首のところが濃い紫であるため、
完全な白花ではない。
首から長くあるいはちぎれて紫が入る。
中・摘み取った花を上から
よく探した結果3株発見。3株とも鉢上げし花は摘み取った。
それぞれ写真を撮り、来年以降の開花と比較してみたい。
個人的にはキメラ絞りであることを期待しているが、
バイラスならやがて衰弱して消えるだろう。
右・比較のために似た花を撮影
ベインが入る薄紫の品種が白っぽくなった個体。
ベインの入り方にはかなり個体差があるが、
線対称にベインが入るため絞りとはその点で異なる。
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キメラ・・・なんとも素敵な響き。
返信する動物のキメラには興味あったのですが、植物にもあるんですね。
今後が楽しみ?
ひかるりさん、こんにちは。
返信する語源が想像上の動物だけど、
発見されるものは植物に多いです。
斑入りとかのほとんどがキメラだしね。
古典園芸植物はキメラの宝庫ですよ。
変わり咲きの朝顔で,このような大きな絞り模様がでるものは,トランスポゾンの働きによるものとされていますが,この花は何が理由でしょうね.
返信するせいざえもんさん、こんにちは。
返信する鳥が食べたのは球根じゃなくて花です。
もうすぐ咲くわ~とウキウキで待っていたのに翌朝見たら影も形もなくなって…ということが数回繰り返されました。
分球ってクローンじゃないんですね~。
種にならないと色は変わらないようなイメージがありました。
絞り模様の謎、興味深いです。
uchiyamaさん、こんにちは。
返信するトランスポゾン、検索してきましたが、おかしな遺伝子があるものですね。
トランスポゾン以外の絞りもあるとかで、
絞りの原因を知るのは容易ではなさそうですね。
とりあえず来年ですね。
また絞りが出るのか消えるのか…そこが知りたいところです。
こんこさん、こんにちは。
返信する花を食べてしまった鳥がいるのですね。
ムクドリ?ハト?
ヒヨドリはあまり地面には降りないしね。
うちの庭では花の食害はないので、うちにあまり来ない鳥が犯人ですね。
クロッカスは小球根ができやすいので親球根の周りに子供が増えてきます。
1個球根を植えておくと数年後には小群落ができてるわけです。
うちの庭は土や花苗の移動するたびに球根が混じっていて拡散してそれぞれが群落をつくっています。
まあ~見境なく掘り返した結果できた景観ですね。
絞りのメカニズムは興味深いですが、
専門的過ぎて雰囲気でしか理解できないですね~。
こんばんは~
返信する白のクロッカスに絵筆で描いたような紫の絞り、、、
とってもキレイですね。
消えないでほしいと願っています。
キメラ絞り、、、またひとつ勉強できそうです。
hayachanさん、こんばんは。
返信する今後どうなるかはわからないですね~。
絞りが出たり引っ込んだりすることも考えられるので、
来年は普通の白花になってるかも。
うちの庭は時々不思議なことが起きるのでよ~く観察していきたいです。
10年くらい前に黄色のラッパ水仙が1株獅子咲きになって、
それが今では大繁殖してあちらこちらにあります。
好みが分かれる花だけど、咲いたら日記に載せますね。
せいざえもんさん
返信するこんばんは
キメラ絞りであると良いですね。
葉を見ないと分かりませんが、ウィルス病ではなさそうですね。
さいちぇんさん、おはようございます。
返信する気になる葉っぱはいたって普通の状態です。
他の株に混ぜたら見分けはつかないですね。
また来年の楽しみができました。
「キメラ chimera」はそれぞれの形状が判る程度の場合で(所謂、「アシュラ男爵」です)、もっと細かく混じったものを「モザイク mosaic」と呼びます。魚類や、昆虫にも、明らかなキメラが居ますが、気色悪いので写真の紹介は止めておきます。
返信する動物にも居ますよ。例えば、三毛猫♂の大半はクラインフェルター性染色体異常(XXY)で生殖能力が無いのですが、キメラ/モザイクも居て、生殖能力に関係する部分は完璧な♂なんだけれども、(体が三毛になる)その部分だけが♀である~という個体は生殖能力があります。世界中で数匹~という稀さですけど。かつて話題になった南アフリカの女子陸上選手のような、外見上のキメラは、もっと高い発生確率らしいですが~。
あと。ウイルス感染症にもいくつかの種類があるようで、感染能力が高く&株を衰弱させやがては死に至らしめる「強力なウイルス」も居れば、(例えば斑入りのように)機能は弱めるが、死に至らしめるほどでもなく&感染能力の低い「穏便なウイルス」も居ます。ヘレボのダブルは、実は、「穏便なウイルス」感染の結果なのではないか~という仮説もあります。自生地で見たダブル花の個体の周囲には、バイラス斑っぽい個体が多かったという話・・・。
ocelotさん、こんばんは。
返信する三毛猫ならいいですけど、、動物のキメラは・・・・
園芸的には明らかな病原性のものでなければ変わり種もあっていいかなと思っています。
絞りの安定性は不勉強なのでよくわからないことばかりですけど、
花に不定形に入る色彩変化は園芸には欠かせない芸の一つかなと思っています。
キメラがレアであることはよくわかるのですが、
園芸的には健全に殖えて普及できるものがいいですね。
ところでAURORA実生には興味あります?
動物で、馬とシマウマの交配で、縞が体の一部分だけにしかないような個体も居ます。人間でも、アメリカ南部に行くと、皮膚の一部分だけが黒人で、他は白人という人も見ました(そういう皮膚病もあるらしいですが、その人のはそうではないそうです)。
返信するHyb系は、1年しか置かないことにしていますので・・・。概ね1年置いた後は、どこかに嫁入りさせるか、抜かれるかもしれない場所(近所の公園等)に花咲か爺さんです・・・(捨てないと、新しい鉢を置けない~という住環境なもので~)。買ったものなら、それをどのように処分しようが構わないのですが、頂いてしまうとそうもいかずに困ってしまいます。
キメラなのか、バイラスなのか、判断できないモノもありますから、ご注意下さいませ~。今季、マンションの植栽で植えている「都忘れ」に斑入品が出ましたが、どうも、バイラスっぽいです。
私の所属するヘレボ倶楽部では、「斑=病原性の可能性もある」~とのことで、これまではずっと展示会出品を断ってきた由(他の会員の株と並べて展示する訳ですから・・・)。今季に、私が出展した「斑@アーグチ×4品種(Janet Starnes, Pacific Frost, Snow Fever, Silver Lace)」&斑@リビダス(Kaleidoscope)が、初めての斑入品だったらしいです。アーグチ/リビダスの斑入りは品種として確立していますが、フェチダスはまだ怪しいと言われており、我が家でも白斑葉@フェチは隔離環境で育てています(黄金葉@フェチの「Gold Bullion」は品種として確立しています)。ニゲルでも、虎斑は品種だとされていますが、霜降は?だとされています。
ocelotさん、こんばんは。
返信するキメラかバイラスか?
検体植物を使って検査するにしても素人にはなかなか難しいですね。
なるほど、ヘレボラス倶楽部は斑入りの病原性を考えているのですね。
確かにバイラスであれば接触感染もあり得ますから。
花の時期には古葉を切ってしまうことを推奨していることを考えれば斑入りに対する価値も重く見てはいないのでしょう。
個人的にはその点は損失であるように思っていますが、方向が花に偏りすぎているかなと。
一時は入会も考えたのですが、基本的に合わないようです。
AURORAの起源については私自身、ウイルス感染由来と考えています。
ただし染色体変異を起こしたのち、ウイルスは細胞に継続的な影響を与えなかったとみています。
この数年間、親株やその実生苗が他の株との接触があったにもかかわらず同様の変化、あるいは病的な変化が他の株に出現しなかったからです。
経験的蓄積からほぼ無害であるかどうかを見極めて園芸的価値を見定めることは大切だと思っています。
AURORA系が次世代で安定性を得られればストレインとして確立できるかなと期待しています。
まずは開花させ実生をつくっての話ですが。
感想を頂けてありがたいです。
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