あお@岐阜県さんの園芸日記
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行ってまいりました対話型説明会

2018/10/28
行ってまいりました対話型説明会 拡大 写真1

本日28日は午前の美濃芝犬展示会
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=514450
に続いて午後から岐阜県岐阜市の長良川国際会議場で開催された「対話型説明会」に参加してまいりました。「対話型説明会」とは正式には「科学的特性マップに関する対話型説明会全国説明会」といい、高レベル放射性廃棄物の地層処分をするにあたって候補地をとなるべき地層を持つ地域を示した地図を一般に質疑応答を交えながら説明しようとするものです。
先日岐阜市内のバスに乗っていたら車内に案内広告が載っていて「NUMOで検索」と書いてあったので検索すると「NUMO:Nuclear Waste Management Organization of Japan/原子力発電環境整備機構」
https://www.numo.or.jp/
がヒットしまして、そこに「対話型全国説明会」の日程
https://www.numo.or.jp/taiwa/2018/
が載っておりまして「申し込み」をクリックして必要事項を書き込んでクリックしたら、参加申し込みが完了したので、手軽に参加できました。
さて高レベル放射性廃棄物の地層処分とは日本国内の原発で使用された核燃料を加工処理してウランやプルトニウムを取り出した後に残る高放射線量の廃棄物をガラス固化して地下300mくらいのところに埋めて処分しようとするものです。日本全国で適地だと考えられるところを地図に示して一般に説明しつつ質疑応答をしようとするものです。そんなこんなで説明を聞いた後、NUMO職員や経産省担当者と一般参加者8名が4名づつの2組に分かれて討論しました。
さて討論をした後の私の感想。そもそも科学的特性マップといっても結局は既知の火山帯と断層を除いたものであって、実際の地下は掘ってみなければ不明なことも多いはずで大雑把な見取り図としか言えないところです。地層処分するメリットは地下に埋めてしまえば管理の手間が減ることなのだとか。もちろん担当の研究者は技術的に可能というでしょうが、はたしてそう行くかどうかは実際にやってみないとといったところではないでしょうか。さらにいえば日本国内で文献調査に手を挙げるところがあるかどうか。私の生きている間には候補地が決まることはないのではと思いました。
今のところ青森県六ヶ所村の再処理工場が稼働していないのですが、イギリスとフランスで再処理された高レベル放射性廃棄物のガラス固化体が2000本くらい六ヶ所村に貯蔵されているのだとか。原発から出た使用済み核燃料は存在しているので、地層処分できるかどうかに関わらず管理はしていかなければならないところです。
さらに書きたいこともあるのですが、文字数制限以内には書けそうもないので、このあたりで。ちなみに会場内では撮影・録画・録音不可ということで関連画像はなしです。
画像は、うちの母親が、ずいぶん前に地植えしたキクが咲き始めたところです。
訂正:一般参加者は7名でした。訂正します。

「行ってまいりました対話型説明会」関連カテゴリ

みんなのコメント(6)

あおさん
こんばんは

興味深く読ませていただきました。英仏のガラス固化体が六ケ所村に貯蔵されているというのは初めて知りました。

ドイツでも1979年から続いたゴアレーベン岩塩ドームへの地層処分計画は膠着、2031年末までに処分地を最終的に決定することだけ決まっています。

多分ご存知だと思いますが、各国の状況です。
http://www2.rwmc.or.jp/hlw:de:chap2

返信する

日本の原発で発生した使用済み核燃料をフランスおよびイギリスへ運んで再処理した後に、プルトニウム等の再利用可能な放射性物質と高レベル放射性廃棄物が日本へ返還されたので青森県六ヶ所村で保管中とのことです。
使用済み核燃料を再処理するのは、放射性物質の再利用のためと廃棄物減容のためですが、プルトニウムは今のところ高速増殖炉が使えそうにないためMOX燃料として利用するようです。もっとも原発の稼働が減ればMOX燃料も必要量が減少しそうではありますが。
今のところ地層処分を決めたのはデンマークとフィンランドですが、フィンランドのオルキルオトは先カンブリア代の地層だそうです。日本の新生代の地層とは安定性が違いそうですが、必ずしも安定性だけでは判断できないとか。ちなみに経産省の担当者さんはオルキルオトにも行ったことがあるそうです。
少なくとも私が生きているうちには地層処分の候補地は決まりそうにないと思っておりますが、そうはいっても使用済み核燃料は存在しているので、どうするかは避けて通れない問題ではありますね。

こんばんは♪

イベントって、この事だったのね~
父は、原発を四国に初めて立ち上げる目的で原子力部に配属され…原発技術部門での最高責任者になってしまい~
いろいろありました。
叙勲までされた後に、定年してから役員続けてましたが、ようやく肩書き1つ残して退任できて身軽になって嬉しそうです。
今の世の中では、原発キビシイね。父の頃は花形だったのにね。

返信する

28日は午前中に美濃柴犬を見て、午後から説明会に参加しました。
「国家百年の計」といいますが、本格的な原子力利用は1960年代からですね。私が小学生の頃は「第三の火」などといわれたものです。あれから約60年の間に原子力利用をめぐる環境は大きく変わりましたね。
お父様は現場にもいらしたんでしょうか。技術というものは原理は簡明でも実際にやってみると色々な課題があるものですが、色々な問題をを解決するご苦労があってでしょうね。
原子力発電や放射性廃棄物処理については賛否があるでしょうが、現在存在している使用済み核燃料をどうするかは避けて通れない問題です。立場の違いを超えて広く公開された論議が必要ではと思います。

こんばんは。

私には知識がないので、難しい話は分かりませんが、以前、原発の原子炉も高速増殖炉のもんじゅも、廃炉のことなんか考えられて設計されてないなんてものを見て、もうお先真っ暗だなと思いました。
その後のことは未来に押し付けて、今がよければいいなんて考えで推し進められて誰も責任をとらないまま時間だけは容赦なく流れていくことがあると思いますが、どこかで清算しなければいけないときが来ますね。

返信する

商業原発では事故処理が先に始まって、その後に本格的な廃炉が始まるところで、今後の原子力産業は廃棄物処理が主流になるのではという感もあります。
地球温暖化、マイクロプラスティック等人間の利便性を追及した結果に起因する問題は今や切実な課題になっていますね。
「煮ても焼いても食えない」なんてことを言いますが、放射性廃棄物は「処分」といっても要は長期間にわたって管理することで、その期間は一人の人間の生きる期間をはるかに超えています。残念ながら私は放射性廃棄物が最終的にどう処分されるかは知ることができなさそうです。
この問題の困ったところは単に反対を言っただけでは済まないところです。今までの原子力利用の歴史を見ると隠蔽と改竄および先送りの、いわば欺瞞の歴史と言わざるを得ません。透明性を高め安全性を確保するためにどうしたらいいのか。関心を持ち続けなければいけない問題です。

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