我が家では、クレマチス「グレイブタイビューティー」咲いています。
朝晩はずいぶん涼しくなって、今朝は8時からシニアクラブの公園ボランティア作業でした。
あずまやの前の落ち葉を集めて袋に詰め、花壇内の石ころを片付けたので、ずいぶんきれいになりました。
それにしても、カリフォルニアの火事が早く鎮火してくれるといいのですが・・・
11月14日付発行のタウン誌まいんずに掲載されたコラムを転載します。
大池公園はなだより あの日に帰れない 花学校 深川由紀子
子供の頃、「この世の花」、「からたち日記」、「りんどう峠」等、ラジオから流れてくる島倉千代子さんの歌が好きで、よく聞いていました。 小学校の秋の遠足は、立花山から三日月山へというのが定例のコースでしたが、風吹き渡る緩やかな山の斜面のあちこちに野生のリンドウが咲いていて、私は、「りんりん りんどうはこむらさき~♫~」と口ずさみながら歩きました。
それから半世紀、さまざまな植物を育ててきましたが、不思議にうまくいかない植物があります。 苗を植えても大きくならず、ふと気づくと消滅している・・・リンドウもその一つでした。 英国のガーデナー、 ベス チャトーさんは二度トライしてダメだったらその植物を諦めるそうですが、私は彼女よりも諦めが悪いらしい。 ダメにした植物を園芸店でみつけると、買おうか、やめようかとさんざん迷ったあげく、やっぱり帰りは二人連れ。 今度こそハッピーエンドをと願うなら、ひたすら相手を理解するしかありません。 その植物の原種が元々どんな場所に生えていたかを調べ、できるだけそれに近い環境を整えます。 西日を避け、水はけよく、肥料は控えめに、風通しのよい場所へ等々、試行錯誤の繰り返しです。
でも、「経験したことのない」気温の問題だけはどうすればいいのかわからない。 ボロボロになったオゾン層の彼方から容赦なく照りつける太陽は、これからも地球を焦がし続けることでしょう。 涼しさを好むリンドウに未練を残したまま、40度の酷暑に耐えられる植物を本気で探すしかなさそうです。
東日本大震災以来、私たちは節電やエネルギーのことを真剣に考えてきたはずなのに。 うち続く災害をもたらした原因を置き去りにして、いつのまにか目先の利便性や経済性を優先する世の中に戻りつつあるのでは・・・ ふとそんな思いが頭をよぎります。
これから半世紀の後、公園にはどんな花が咲いているのでしょう?
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