今年のカトレアには異変が起き始めた。
せっかく伸びた新バルブの先端が腐食して、シースや蕾が出来ない状態の鉢が複数出て来たのだ。
それは春先の異常高温や気温の低下が交互に来て、そのせいだと思っていた。
なので気温が安定する連休明け頃からは正常に戻ると考えていたのだが、無事に咲く鉢もある中でマイリボリューションのようにシースが腐食して、結局蕾も落ちる、という事象も起きてきた。25番の鉢も蕾を持ちながら、それを支える葉毎腐食して落ちてしまった。
長雨と、直後に来る高気温で溜まった水が暑くなり、煮えてしまったのかもしれない。
そしてその後は葉が黄ばんで落ちる、という現象も続出した。
これまでの経験では、萎れた旧バルブを伐り落とすときでも葉は緑だったはず。
これは何か細菌に因る病気が起きているのではないか?
思えば3年前に購入したカトレアが突然葉が黒変し、蕾も落ちてしまったことがあった。それは即座に切り落とし、植え替えた記憶がある。翌年は無事に咲いてくれたのだが、それ以後見た記憶はなく、どの鉢だったかも覚えていない。
洋蘭を始めた当初は教科書にあった通り、花茎を伐った鋏などはリン酸三ナトリウム溶液でその都度消毒していたものだが、慣れと共に粗略になって、今では薬剤の在処さえ忘れている。
こうしたずぼらさが今の状態を招いているのだろう。
1:葉を失った鉢。
2:先日咲いていたドロシーさえこの状態で、後ろの2バルブは来春切り離すことになるだろう。
3:最も痛ましいのは菜月ちゃんと名付けたこの鉢です。
昨年開花株を購入したものの、その後新芽は育たず、この夏にはようやく新バルブが出来たと思ったのだが室内に取り込んだ辺りから葉が黄ばんできて、ついには旧バルブの葉まで枯れ落ちてしまった。
こうなっては処分するしかないが、水遣りの失敗から失った鉢を別にすれば初めての犠牲が出てしまった。
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