まぁゆさんへ

写真1

写真2

まぁゆさんの日記で、まぁゆさんの娘さんが見つけたパピエ似の花は、面白いものです。
パピエは、ヒデコートダブルで蜜腺があるものですが、まぁゆさんのところのは蜜腺がないタイプ。これから発展性はあるかどうかはわかりませんが面白いものですので試す機会があれば面白いかもしれません。
クリスマスローズの育種に関わっていくのであればと参考にと思い、花郷園と松村園芸のお二方の話を少し。

花郷園の野口貴子さんは、先代が亡くなられて、急遽、花郷園を継ぐ形になりました。前の仕事はキャビンアテンダントです。なれない仕事のはずです。当然、育種も分からず、四苦八苦していたと思います。
その中で、取り組んでいたのがヒデコートダブルの育種。白い綺麗なヒデコートダブルが出てきました。そのころ、花郷園さんのところでは赤いヒデコートダブルにレッド・サンという名前を付けていたんですが、
白なのでレッド・サンホワイトと呼ばれてました。
それじゃ、もったいないのでと名付けたらと言われて、名付けたのがパピエ ブランシェ。
白い紙、和紙で出来た感じだからだそうです。
パピエは、園芸には素人であった彼女の育種の最初の方の成果なのです。


松村園芸さんといえば、今、カラーリーフで知られてます。
私が松村園芸を意識したのは、オドルスゴールドパインもさることながら、矮性のダブルブラックです。
何度か、日記にも載せたことがありますが、小さいもので当時啞然としたものです。
その後、プチドールが出てきても驚けなかったことを思い出します。
他にも良いものを出しているのに意外と評価されずに不思議に思ったものです。そんななか、少しづつ、改良されたカラーリーフのものが出てきて、寄植えにとても向いたものになってきたときは感動しました。
売れて欲しいと心底思ったものです。
なのにまた、評価が思った程でなく、雑誌にも取り上げられず、何を見ているんだろうと思ったもんです。原種も良いけど、違う価値観を創れるカラーリーフをどうして正当な評価が出来ないんだろう?
そう思ったものです。
今では人気が出てきて良かったと思います。

パンジーでは、女性の方の育種家が活躍しています。
男女間で色や花形の好みが違います。
感性の違いを活かせば活躍出来ることがあると思いますので、娘さんが育種に興味があるのであれば、ぜひ、やらせてみてはいかがでしょうか？
若い女性の感性はこれからのクリスマスローズの育種に役に立つ気がするんです。

まぁ、本人の希望があればなんですけど😅😅😅

同じ事、野田さんも言ってましたし(^.^)/~~~

1枚目は花郷園のパピエ
2枚目は、カラーリーフを使ったブーケです。

• クリスマスローズ