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今から30年前ぇ、東京文京区駒込・鶴仙園本店で買った。
鶴仙園は、昭和初期からの老舗の本格サボテン多肉屋。
『趣味の園芸』元講師・靍岡(つるおか)秀明殿は3代目で池袋西武店々長。
(若けぇイケメンサーファーでモテるだろうな、ッキショー)
30年前の春曇りのある日、たしか木造の鶴仙園の屋根上に設えた温室っていうかフレームを見せてもらった。
先代か先々代か知らねぇが無愛想な父っつぁんが温室へ案内してくれて、おいらが鉢を見て回ってる間は黙って見てたんだが、ハオルチア・ピクタ類を手に取ると「兄ちゃん、これがお勧めだよ」って強めにセールスしたのがコレだ。
あんまし気が進まなかったが、父っつぁんがおっかなかったからイヤイヤ買った。
見てもらやぁ分かるが、地味で何の変哲もねぇピクタ。
今もし品評会へ出したら間違いなく主催者から突っ返される代物。
でも古女房とおんなじで、永く家に置いとくと空気と一緒、無ぇと困るようになるものさネ。
いっつも我が家のフレームの隅っこに居る。
ま、カミさんと違ってグチャグチャ文句タレねぇからいいや。
【写真・左】だいたい1年半おきに植え替えてる。
根張りがスゲぇでしょ。健全に育ったピクタの根はこんなもの。
ピクタ類はレツーサ系でも丈夫なグループ。
【写真・中】
太っといゴボウ根が四方へ広がってる。
この根の繁り様がピクタの剛健さを担保してるようだ。
【写真・右】
こんもり腰高に植えた。
下葉が反り返るんでそれも見込んで植え込んだのさ。
でも、ウチは空中湿度を保てるフレームだからこの植え方でもOKなんだ。
風が素通しのベランダや玄関口脇などはすぐに用土上部が乾くからハオルチアやガステリアはこの植え方はしない方がいい。
そんな場所に置くハオ・ガスは少し鉢にめり込むように植えた方が葉の周囲に空中湿度が保てていいんだよ。
細けぇ事だが、大切なんだぜ。
以前の写真
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