京都府立植物園さんの園芸日記

サトザクラ

2019/04/20
サトザクラ 拡大 写真1 サトザクラ 拡大 写真2 サトザクラ 拡大 写真3

 サクラはバラ科スモモ属に含まれます。野生種(275種)は熱帯山岳地から温帯にかけて分布しています。起源はおよそ6千万年前、かたちが良く残った花の化石が北米ワシントン州から記録されています。
 4月はじめ植物園内のソメイヨシノなどのサクラが満開でした。今はサトザクラがあちらこちらに咲いています。植物園会館内では、オオシマサクラを元にしたと考えられているさまざまな一重、八重のサクラを集めたサトザクラ展が開催されています。4月22日までの短い期間ですが、園内全ての品種の枝を水差しにしてご覧いただいています。 
 バラ科もサクラ属も、花の基本は5です。オオシマサクラのそれをみると、萼片5、花弁5、雄しべ50〜60本、雌しべ1本。真正面からみていると、気品すら感じます(写真左)。その中に外側の雄しべの一部がが花弁に変態し(写真中央)、さらに八重桜へとたくさんの花弁をもつ花へと変化する様子が見られます(写真右、ただし左と中央の写真とは種類が違います)。そうなんです、もとの5枚の花弁も雄しべの変態したすがたです。

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