先回の続きです。紫斑ボタンの他にも、原種のボタンやシャクヤクが咲いていました。
1&2 真紅のシャクヤクは、小アジアのエーゲ海沿岸地方原産の Paeonia peregrina パエオニア・ペレグリーナ 『異国人のシャクヤク』という名が付いています。『異国』というのが漠然とし過ぎて、西洋から見ると『天竺より東』を想像してしまいますが、そこまで遠くは無いようです。『巡礼者のシャクヤク』とも呼ばれていますから、エルサレムに巡礼した人が持ち帰ったのかもしれません。艶やかな色と、西洋シャクヤクらしい、丸く整ったカップ咲きが見事です。東アジア原産の Paeonia lactiflora と共に、数々の園芸品種の親になっている、というのも頷けます。
東アジアコーナーでは Paeonia delavayi パエオニア・デラヴァイが花盛りでした。中国西部~チベット原産のボタンで、黄色、オレンジから赤黒い花まで、花色に幅があります。園芸店には出回っていませんが、通販で実生苗が手に入ります。
明るい野原に咲くシャクヤクとは対照的に、2、3メートルになるボタンの灌木が鬱蒼と茂っていました。
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原種ボタンとシャクヤクとなっていますが、一見どちらが牡丹でどちらがシャクヤクかわからないです。
返信する右が、ボタンですよね。
珍しい花ですへ~そんなに大きくなるのですか。
ウドみたいね。
かんちゃん
こんばんは
はい、右が牡丹です。シャクヤクの方が花が大きく、サンサンと日の当たる野原でほがらかに咲いています。ボタンの方は通路からずっと奥まった、暗い藪の中でひっそりと咲いています。中までは入れないのがもったいない!実生ボタンは咲くまでに八年とか十年掛かると言いますから、相当な年数が経たないと、あそこまでのボタン林にはならないと思います。
おはよ~
返信する牡丹ですか~ それは見逃せませんね~
今日は歯医者に行く日なので そろそろPC閉じて
動かないと~(笑)
牡丹ってそんなに大きくなるものなんですか~?
確かに牡丹は木で芍薬は草ですものね~
家のボタンは毎年剪定してるし~
そんなに大きくなるとは思っていませんでした
庭園のボタンも 大きくても2メートル弱ですものね~
鬱蒼とした牡丹の林・・・見て見たい(笑)
黄色い牡丹が気になる~
家のハイヌーンのお父さまかしらね~
ボタンちゃん
お早うございます。
通路から入れない所でワサワサ咲いていて、勿体なかったです。何十年もかかって大きくなったのでしょうけれど、その間にマイナス20℃という冬も何度でもあったと思うし、寒さには強いのですね。
そうです!3枚目の黄色い花 Paeonia delavayi var. Lutea がハイヌーンのお父さまです!父上のお顔を見せてあげてください。ハイヌーンって、アメリカ生まれなのですね。英語ペラペラ?
毎年5月に県が主催する「花まつり」で、こんな真紅の芍薬が売られていました。
返信する目を惹く花色でした。
隣で「たかっ!」と言う声が聞こえました。
同感だったので、思わず顔を見合わせ頷きました。
確か一輪咲いていただけなのに、3500円でした。
三枚目の、いかにも毒を持っていそうですね。
雪媛さん
真紅の芍薬が流通しているのですね!一輪で3500円… う~ん… 『和牛炭火焼きメニュー食べ放題』と同じ値段… 焼肉へ行かなければ、少しの我慢で買えます
鬱蒼と繁って薄暗い中で咲いていて、怪しげではありました。芍薬やボタンの根は、漢方の薬にもなっていますね。
子供の頃、実家のお隣が漢方の先生で、良く縁側で薬研を回しておられました。庭先の桃の葉を煎じてくれたのも、その方です。そこの3兄弟と家の兄妹、合わせて5人で皮を剥いて比べ合うくらい、真黒に灼け、野蛮に育ちました
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