昨年12月に亡くなられたデヴィッド・C.H.オースチン氏。
素晴らしいイングリッシュローズの品種を最晩年まで
数多く発表されました。
今、横浜イングリッシュガーデンではそんな
オースチン氏が発表したイングリッシュ・ローズを
植えられている物だけでなく、鉢植えでも展示しています。
今日の日記パート1はそんなオースチン氏作出の品種を
ピックアップしてみました。
写真1:ダーシー
名前も色形もそっくりな薔薇で「ダーシー・バッセル」
と言うのがありますが…どうやら別品種のようです。
こちらのダーシーは主に切り花として作られている
品種みたいですね。
写真2:ダブ
ほとんど白に見えますが、微かなピンクの薔薇です。
名前は英語で「鳩」を意味する"Dove"。
同じ名前のビューティブランドもありますね。
…で、ふと気になったので、今日の脱線タイム。
英語で「鳩」を意味する言葉には"Dove"以外にも
"Pigeon"(ピジョン)があります。その違いって…?
調べてみると"Dove"は人に飼われている鳩。
たとえば手品の時にシルクハットから出てくる白い鳩。
一方、"Pigeon"はいわゆる「ドバト」。
公園によくいる野生の鳩のこと、なのだそうです。
また、アメリカでは"Pigeon"、イギリスでは"Dove"が
一般的に使われる、という説もあるようです。
そういえば、この薔薇もイギリス生まれですね…。
写真3:ジュード・ジ・オブスキュア
これも横浜イングリッシュガーデンに
あることはある…のですが。
私が観に行った時にはまだあまり綺麗に
咲いていなかったので、この写真は日曜日(5/19)
花菜ガーデンで観た物です。
淡い黄色の美しいイングリッシュ・ローズ。
その名前はトマス・ハーディの小説にちなんでいるそうです。
邦題は「日陰者ジュード」。
「日陰のふたり」と言うタイトルで映画化もされたようです。
以前載せた「テス・オブ・ザ・ダーバーヴィルズ」も
トマス・ハーディの小説の名前「ダーバーヴィル家のテス」が
由来ですね。
どちらも…主人公は報われない、悲しいお話のようです。
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こんばんは
返信するダーシーさんは切り花向きの品種なんですね!
我が家はバラも切り花で楽しみたいので、今度迎えるとしたら花首が長くて花持ちが良いのが欲しいです!
鳩にピンク…何故かしら(?_?)
3枚めは日陰の色…なのかな!?
黄色は花回廊で観たレモン色のシャーロット・オースチンが好きでした
ゆきみん♪さん、コメントありがとうございます。
切り花にしても長く楽しめるお花なら
更に良いですね。
ほとんど白に見えるくらい淡いピンクですが
ダブ「鳩」…花びらを鳥の羽に見立てたのでしょうか。
3枚目の薔薇はむしろ日だまりの色のイメージですね。
シャーロット・オースチン、
明るい黄色の綺麗なお花、観たことありますよ。
おはようございます!
返信するイングリッシュローズって花形が良いですよね!イングリッシュローズを見てから、ロゼット咲きとか色々有るのを知って、凄いなぁ~って思いましたもん。それまで、バラと言えば、高島屋のマークのバラで、色違いぐらいしか頭に浮かんで来ませんでしたからねぇ~。
でも、イングリッシュローズって暑さに弱いよねぇ~。やっぱり、イギリスと言えば北緯50度で、北海道より北だものね。そこで作られたバラだから、基本的に日本に合わないのかも?
カワモチさん、コメントありがとうございます。
私もバラ園で色々な品種を観るまでは
薔薇=高島屋のいわゆる「剣弁高芯咲き」のイメージでした。
イングリッシュ・ローズのロゼット咲きも
クラシカルな雰囲気で美しいですね。
確かにイギリスと日本ではかなり環境が
違いますね。
暑さに強い品種を作るには日本で
似たような形の薔薇を作るしかないのかな、
と思います。
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