昨年こういうことになっていたミニ胡蝶蘭。
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今年はリップのピンク色と黄色の発色が良く、ひときわ鮮やかに咲いてくれました(写真1)。でも、昨年の花茎の節から出た枝に咲いているので、全体像(写真2)で見ると不格好な姿に。
昨年、葉になるべき頂芽が花茎に化けてしまって、株の存続が危ぶまれる状態に陥ってしまいました。大抵の植物は頂芽が失われればどこかの節から脇芽が出るので再生が可能なのですが、胡蝶蘭は品種にもよりますが脇芽が滅多に出ないのです。
あれから1年たちましたが、どこからも芽の出る兆候はありません。花茎が出れば新たな節ができるので高芽が出るチャンスも作れるかと思って、花芽も敢えて摘まずに育ててみましたが、普通に花が咲いただけでした。
まあ枯れるまでは栽培を続けてみるつもりですが、このぶんだと再生の可能性はかなり低そうです。
一方、写真3は、Phalaenopsis pulchra を(適期ではないのは承知で)昨年の10月末に植え替えた時に切り出した「切り株」から生えてきた芽です。以前ナゴランで同様のことを試した時には、切り株側にも葉がついていないと芽が出なかったのですが、花茎から高芽が出易いと言われている pulchra は「低芽」も出易いようで、根しかついてない切り株からでも芽が出てくれました。
ここで注目に値するのは、この芽がどこから発生したかです。
「葉腋にある成長点が花茎に化けてしまったら、その成長点はもう消費されてしまったわけだから、その葉腋からはもう腋芽は出ない」と思っていたら、その先入観を覆す場所から出てきました。花が終わって切り落とした花茎の付け根の部分が生きていて、その基部から芽が出たのです。どうも、花茎が生える時に基部に節を作っていて、その節から芽が出たようなのです。
pulchra は格別に花茎から高芽が出易い種類だと言われていて、その性質による部分は大いにあるのでしょうが、そういう芽の出方もあり得るのであれば、先のミニ胡蝶蘭もまだ捨てたものではないと思うのですが…。
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