ラバンジン グロッソに出会ったのは、2014年のことである。埼玉県飯能にある「生活の木 薬香草園」から連れてきた。小さな小さな苗だった。
ラバンジン(ラバンディン)系ラベンダーの代表格の一つだという。
もっと詳細に言うと、香りがいいアングスティフォリア系と、暑さに強いスパイクラベンダーを交配して作られた系統とのことだ。フランスのMonsieur Grosso氏によって作出されたとされる。
あ~っ、もう5年ほどになるんだね。同時期に購入したチェリーセージも、我が家の周辺あちこちで蔓延っているよ。
時が移ろうと、この花の香りは褪せることはない。そう、その明るい紫の花の色とともに。
藍姫が桃色姫となったことは、すでにご報告した。その時、思わず声を上げてしまったものだ。
まだ咲き残っている桃色姫の幼い花。こんな色なんだよ。それが日を重ねるたびに艶っぽさを増していく。時とともに変わる花、そんな花もあるってわけだ。いや、そんな花が普通なのかも知れないね。留まることを知らぬ花、そんな花が。
さて、花が終わると、実を結ぶ。花の終わりは、命の終わりではない。次へと続く命を育む時なのかも知れない。
このギンセンカ(Hibiscus trionum)を見ていると、そんな風に思える時がある。この綺麗な紙風船を見ているとね。
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