ジャカ劇場　第2話｜園芸日記byジャカランダ｜みんなの趣味の園芸

写真1

写真2

写真3

ウ～ウ～ウ～、パトカーがフチ邸に到着。
バタン（ドアが閉まる音）。二人の警官が登場する。

一人は怖そうな顔をした「岡やん警部」。
もう一人は女性の「かこ巡査」です。

岡やん警部
「警察に電話をしたのは貴女ですか？何があったのですかな？」
フチ子
「大変なんですう～。ピクミンちゃんが～、わ～～ん」
かこ巡査
「ピクミンて？」
フチ子
「ピクミンはピクミンでしょ。お花の妖精よ。わ～～ん。」
岡やん警部
「妖精を飼ってるわけ？」
フチ子
「飼えるわけないでしょ。自然に棲み付いてくれるのよ。」
かこ巡査
「えっと、そのー、妖精さんがどうかしたんですか？」
フチ子
「見れば分かるじゃない。干乾びちゃってるのよー、わ～～ん。」
岡やん警部
「あのね、妖精ごときで警察を呼ばないでくれますか？警察は忙しいんですよ。けが人とか殺人とか泥棒でないと動かないの。多分、犬か猫の仕業ですよ。保健所の管轄ですね。」
フチ子
「なんで妖精が保健所なのよ。犬や猫がこんなひどいことしませんよ。」
岡やん警部
「とにかく我々は忙しいんですよ。失礼しますね。」
パトカーは去っていった。救急車も文句を言いながら帰って行った。
フチ子
「ひどいなあ、分かったわよ。プンプン」

ところ変わってここは植物園。
ここで働くボランティアの人たち。

ボランティアのかんちゃん
「大変だ大変だ。温室の植物たちが一晩で干乾びちゃってる。」
ボランティアのヒロタン
「何かに汁を吸い尽くされてるよ。警察を呼ぼうよ。」

パトカー到着。例の二人が登場。
岡やん警部
「また植物の被害ですか。我々は人間が担当なんですよね。温室には夜、鍵をかけないの？」
ヒロタン
「もちろん、いつもかけますよー。でも、荒らされてた、不思議だねー。」
岡やん警部
「鍵のかけ忘れが一番いけませんね。気を付けましょうね。」
警察はろくに相手にしてくれません。
このことが後に大変な事件へと変わっていくのでした。

つづく


こんなグラデー... 2024/04/25	佳境のラックス 2024/04/25	山野草 2024/04/25

久しぶりの晴れ☀️ 2024/04/25	ブルースター救... 2024/04/25	食事療法MS⑫７... 2024/04/25