おばばんさんの園芸日記

植物と人の相性

2019/08/12

10年以上に渡って、母が自分の友人に何度万年青を株分けしてあげても、枯らしてしまうと聞いていた。

万年青の歴史を語って聞かせてくれ、調べてみると『丈夫で何十年も長生き、繁栄の植物』と書いてあった。

世話をしながら「こんな粗雑な状態でも生きてるのに」と不思議だった。

昨年2018年11月に、もう大鉢1つにいい加減ぎゅうぎゅう詰めだったから、初めて自分で株分けをして、中鉢(直径40cmくらい)2つに植え替えをしてあげた。
スクスクと青々と、実まで着けて育っていた。
元々の土と併せてその辺に有った土と赤玉土、マグアンプ中粒を適当に混ぜた用土に植えただけ。

それが、たった5ヶ月不在に私がなって、娘に水やりだけしとけば良いからと頼んだのに、戻ったら、真茶色に葉が枯れ、新芽も育って大きくなって居たのに全滅していた。

悲しくてやりきれなかった。
「枯れそうなら液肥をやれば大丈夫」
「まだダメそうなら適当に残ってる袋の土を上からバラバラ~と蒔けば生きるから」
そう電話で何度も言ったのに、娘はやらずに、スーパーで見つけた観葉植物用の挿しておく液肥を挿して居ただけだった。

嗚呼、こんなに60年以上生きてきたものが、こうやって死んでしまうんだ。
それで母の友人が枯らしてしまうのが解った。

私はニューギニアインパチェンスとの相性が良くないみたいだ。
他のインパチェンスやサンパチェンスはバッチリ育てられるが、日照管理と水やりのコツが掴めない。


どんなに丈夫で長生きな植物でも、頑張って生きてね😃という想いがなければ育たない。
自分のエゴや見栄では生きない。
大事にし過ぎても生きない。

好き!という一方的な愛だけではダメなんだ。
宿根でもヒゲ根でも一年草でも多年草でも、すべて同じ。

まだ園芸を教わり始めたばかりの頃、クモマグサという高山植物由来の弱々しいヒゲ根に挑戦した事がある。
見事に樽鉢の寄せ植えの中で育った。
保育園の園庭にあった白粉花を1茎もらってきて、ベコニア鉢にプスリと挿したら大きく育ち、初めて挿し木出来るのを知った。

植物と人は、相見互いだなぁと思った。

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