今から25年くらい前、左腕をバッサリ切ってしまう大怪我をした時に医者から
『将来的に指が動かないかもしれません』と言われた。
ギプスが取れて、ゆっくり動かすリハビリが必要と言われ、母がじーっと考えてた。
『アンタ、お花やってみない?』と言って、土混ぜ(用土造り)から始まって、一から教えてくれた。
指は全く動かなかったけれど、手をパワーショベルのように動かして、土混ぜが全身運動になって楽しかった。
夢中で黙々と混ぜた。
初めてハンキングポットに植えたのは、
ビオラだった。
母が『1週間もすればワアっと一杯に咲くから見てなねぇ』と言ってくれて、ずーっと見てた。
2週間経ったが、買ってきたポット苗のまんまの一茎のお花しか咲いてない。
お母さん?お花ワアって咲くって、こんなものなの?
と聞くと、『あれ?おかしいねぇ?栄養が濃すぎたのかしら』と言って、
1つ鉢から出してみよう!と母が言い、開けてみたら⁉️
あらま!これじゃあ咲かないわぁ(@_@)……と。
大きなポット一杯に、根巻きしていて、まるで大きなポット苗を作っちゃったのとおんなじだねぇ~と母が笑ってた。
私が根切りをせずに怖々とそのまま植え付けてしまったのが原因。
20鉢のポット全部を点検して、根をほぐして再度植え直したら、
母の言う通り1週間で、鉢から溢れんばかりにお花がいっぱい咲いた‼️
それで、とっても感動して、初めて植物や土の生命力や自然の素晴らしさが解った。
それからと言うもの、持病の認知行動療法にもなるから!と母が言ってくれて、毎朝5時半に起きて、日が暮れるまで、2年半『園芸』をやった。
この時代には、まだ認知行動療法なんて主治医も知らず、「病気が反って悪くなるからやめろ!」と母と喧嘩してた。
私は生まれつきの神経障害と筋肉障害の難病。
虫が着くのが嫌で、虫除けスプレーをやり過ぎの冷害で、何年も育ってたアイビーが一晩で全滅に枯れてしまった事もあった。
畑のバジルが毎日摘んでも摘んでも一杯だったり、雑草と間違えて抜こうとした芝桜や、枯れ草がつたってると思って採ろうとした秋咲きのクレマチス(鉄線)だったり、本当に沢山のことがあった。
その時には、まだ万年青の存在は知らなかった。
何処に植わってたのかも知らない。
ビオラから始めるって、いかにも初心者ですねぇ~
今思えば😃
きっと一生忘れないでしょう。
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