雨音を聞いた。
私は驚いて空を見上げる。
ビルの谷間に切り取られた空は、青く晴れ渡って
翳りを感じさせない。
柔らかく軽やかな雨音は、どこから聞こえたのだろうか。
蔦の緑の眩しい民家の壁。
重なった葉の間から、絶え間なく小さな粒が零れ落ちてくる。
葉の上を飛び跳ね、下に落ち、また葉に当たり飛び跳ねる。
パラパラと優しい雨音は、蔦の花殻が落ちる音だった。
根元を覗きこめば出来たばかりの種子が青々と実っている。
目の前で、緑の小さな花がまた散っていく。
道行く人の中で、この音に気付いた人はあっただろうか。
優しい雨音に耳を傾けた人は居ただろうか。
両手で形作った椀の中に、花殻の落ちてくるのを待っていると
耳の奥に住み着いた蝸牛が、恵みの雨に喜ぶのを感じた。
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好い文章だと思います。
返信するいろいろな意味で。
もっと、音に気づいた時の感動を表現したかったですが・・・。表現方法が見当たらず。なにはともあれ、有難う御座います。
返信するはじめまして。
返信する新着画像から訪問しました。
たくさんの本、素晴らしいですね。
そして、詩的な日記・・・素晴らしいです。
耳の奥に住み着いた蝸牛なんて素晴らしい表現。
「青空の雨」で
色々な情景を見させていただきました。
青空の雨 を読んで・・・
多田武彦 の 「雨」という詩と合唱曲を思い出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=m4KSn_TpXx8
多田武彦作曲 雨Ⅰ~Ⅳ
返信するhttp://www.youtube.com/watch?v=m4KSn_TpXx8
多田武彦作曲 雨 Ⅴ~Ⅵ
http://www.youtube.com/watch?v=s3kYBXqDJYQ&feature=related
ほんわか猫様
返信するはじめまして。乱雑な図書室へようこそ。
自分の所有する書籍の管理の為に、このブログをアップしています。
植物・庭園・自然に関わる書籍を収集しているので
何かのお役に立てれば幸いです。
自分の文章にお褒めの言葉を頂けるとは思っていなかったので、本当に嬉しいです。
有難う御座います。
日々と自分の言葉を大切にしようと思います。
有難う御座いました!
こんにちは。紙魚淑女さん
返信する書籍の管理っていえば・・・わたしも以前書籍管理サイトを利用したことがあります。
本棚.org っていうサイト知ってますか?
ここも活用してみてはいかがでしょうか。
本棚.orgのURLです。↓
http://hondana.org/
ほんわか猫様
返信する本棚サイトをお教え下さって有難う御座います。
実は、悩んだんです!
本棚系のサイトが多くあって、選べなくなり
めんどくさくなってしまいました。
馴染みがあって使い方をよく知っている趣味園に
無理やりアップしている次第です。
本棚.orgを見てもう一度検討してみます!
悩ましい・・・・・。
こんばんは、紙魚淑女さん。
返信するExcelが使えるなら、そちらで管理するほうが楽ですけどね。
webファィルに変換してfree web siteにアップロードするということもできますよね。
ほんわか猫様
返信するエクセルで管理していましたが、
だんだん、ずさんになりまして・・・・。
このサイトには馴染みがあって、定期的に覗くので
ここにした次第です。
私にとっては、書籍を購入する事で植物を収集している感じです。
プライベートでは、ほとんど植物を栽培しない
エア(妄想)ガーデナーです。
こんにちは、
返信するそれにしても凄い蔵書ですね。
笑えたのは、大学で拾った・・・っていう本です。
爆笑しました。
ほんわか猫様
返信する笑って頂けましたか。
私の書籍の入手方法にはいくつかありまして、
①本屋で定価で購入
②古本屋で購入
③誰かから頂戴する
④図書館などのリサイクルコーナーから頂戴する
⑤所かわまず、見つけたら拾う
以上です。
本が好きで好きで好きで好きで、好き過ぎて
ゴミに出されるのを見ると、自分が拾ってやれるものがないかチェックせずにはいられません。
そんな私にとって、学生時代の年度末は天国でした。
真面目では全くない生徒だったので
単位数ギリギリで卒業。
しかし、その年の卒業生の中で一番教科書を持って
卒業したのが自分です。
情けないやら可笑しいやら。
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