京都府立植物園のバックヤードの温室内で、興味深いランの花が咲きだしました。アングレクム・ロンギカルカルラン(Angraecum longicalcar)。学名は、長い距(蜜溜り)をもつ着生ランの意味です。距は40㎝にも達するそうですが、植物園の花はそれには届かない30㎝程度。それでも、その長さは目を引きます。もちろんその長さに適した長い口吻をもつ蛾が送粉者と考えられています。
原産地マダガスカルでは、野生株は絶滅したと考えられていました。その後、ごく限られたところに見つかっていますが、ほとんど種子をつけないことから送粉者は絶滅したと考えられています。
最近になって、域外保全を続けてきたキュー王立植物園がアングレクム・ロンギカルカルランの株を増やし、マダガスカルに野生復帰を試みています。送粉者が消えた中で、果たして成功するかどうか?
10月24〜28日、秋の洋ランと着生植物展が開かれます。観覧温室内の特別展示室にてご覧いただけます。
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