この土日だけでもたくさんの薔薇を観ましたが、
今日はその中でも…。
写真1:ピース
このお花に、フォーカスを当ててみようと思います。
元々、この薔薇が生まれたのは1935年。
古い薔薇ですが、この薔薇を親として色々な
品種が作られているからか、植えられていないバラ園は
ないくらいに超定番中の定番、という感じの品種です。
そしてこの薔薇は元々、「マダム・アントワーヌ・メイアン」
という名前でしたが、1945年の第二次世界大戦後に
アメリカで平和を祈念して「ピース」"Peace"という
名前が付けられたとのこと。
ちなみにイタリアではイタリア語の名前"Gioia"
(ジョイア…喜び、嬉しさ、幸福)、
ドイツではラテン語で"Gloria Dei"
(グロリア・デイ…神の栄光)という別名もあるそう。
どれも素晴らしい名前ですね。
写真2:クローネンブルグ
淡い色の美しいピースとは対照的に、裏表のコントラストが
クッキリとしているこの薔薇。
でもこれ、ピースの枝変わり(突然変異)なのですね…。
兄弟でもまるっきり似ても似つかぬ、ということがありますが
こんな風に全然違うお花、というのもすごいです。
ちなみに"Flaming Peace"(フレーミング・ピース)
という別名もあるそうですが…この名前で植えられているのは
私は観たことがないですね。
写真3:マニュエル・ピント・ド・アゼベエド
鮮やかなピンクの薔薇。
これは私がよく薔薇の情報を調べている海外サイト、
"HelpMefind"によると、1954年にポルトガルで
作られた薔薇のようです。
クローネンブルグとは違い、ピースと無名の実生薔薇とを
交配させた品種、とのこと。
この薔薇は生田緑地ばら苑にあったのですが名札は
何故かイタリアだったような…。
そもそも、ポルトガルで作られた薔薇の品種というのが
あまり多くないイメージです。珍しいですね。
ピースの子に当たる品種は色々あるのですが、
ちょっと珍しい物をあえて選んでみました。
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