侘助を手折る｜園芸日記byKite.com｜みんなの趣味の園芸

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　昭和侘助を手折ってきた。そこだけが、ほのかに春の香り。

　先日、もう5～6年ほど前から花を撮らせてもらっているＫさん宅を訪れた。イソギクなど数種が咲いているのみ。だから、カメラも取り出さずに談笑のみ。

　ふと見ると、たくさんのアジュガが、ロゼット状で地に伏せていた。

「ずいぶん出てるね！アジュガ。」
「えっ、なに、アジュガ？」
「あれっ、これアジュガでしょ。」
「十二単だよ！」

　う～んっ、十二単でも、西洋が付くやつじゃなかったかな。
　いずれにしても、おねだりして十株ほど分けて頂いた。5株ほどを鉢植えに、残りを猫の額の隅に地植えにしておいた。
　来春、花が咲いたら、じっくりと真相の究明に乗り出そうと思う。

　春に、山野草展で仕込んできたハマトラノオの一年が終わろうとしている。
　こんなに冬葉が茂っているなんて、想定外のことだ。このような状態で年を越そうというのだろうか。
　ヤマルリトラノオを育てた折には、冬場は地上から姿を消していたと思うのだが･･･（忘却の彼方💦）。
　いずれもがオオバコ科ルリトラノオ属に分類されるが、ネット上のハマトラノオの説明を見ると、確かに常緑の耐寒性多年草とあった。似ていると思う花でも十人十色。当たり前のように、それぞれに個性があるんだね。


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