富山昌克(トミー)さんの園芸日記
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富山昌克(トミー)さん  大阪府
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株元しか花がつかないデンドロビウム

2012/07/29

あるかたからご質問を頂きました。

画像のように株元しか花がつかないデンドロについてです。

以下がトミーの返信内容です。

株元しか花がつかないデンドロビウムの件ですが、2つ原因が考えられます。 ■一つ目は、秋の低温にしっかりあたらなかったため花付きが悪くなったという原因が考えられます。対処法は11月~12月、軒下で雨に当てないようにまる2ヶ月間しっかりと戸外の低温にあてると花芽分化すると思います。来年の1月に窓辺に移動して、植え込み材料が乾いたら水やりすると、来春の4月にはしっかり花を付けると思います。 それでもバルブの一部にしか花がつかない(輪数が少ない)場合は、秋の軒下で低温にあてる際に、株を立てて置くのではなく、株を横に倒して1~2ヶ月間低温に当てると、バルブの上から下まで花をつけるようになります。植物ホルモンの移動が重力と関与しているようで、極性をやや狂わす水平にする処理も効くと思います。 ■二つ目は、デンドロビウムのノビル系には花のつき方が2種類あります。新芽がしっかり育ったら、前年のバルブに花をつけるタイプと新芽に花をつけるタイプがあります。昔の品種はバックバルブ(前年のバルブ)に花を付けるものが多かったのですが、最近の品種は新芽に花をつけるものが多くなってきました。その理由は、新芽に花をつけず、バックバルブに花をつけると新芽が邪魔になって花が見えにくいという理由から、新芽が育ったら、そのバルブに花を付ける系統をふやしてきた時代背景があります。 昔のバックバルブにつける品種なら、生産者が来年分の新芽をしっかり育てた上で出荷されておりましたので、2年目はどんなかたであっても、お花をいっぱい咲かせることができました。ところが、新芽に花を付けるタイプでは、購入後の新芽をしっかり育てないと新芽の背の高さが低くなってしまうと、一見、株元しか花がついていないような感じに見えることがあります。このようなタイプは春~秋にかけて新しいバルブをしっかり育て上げないと極端に悪い花付き状態になってしまうことがよくあります。 添付された写真はそのようにお見受けしているのですが、今年購入された株とのことで、少し矛盾を感じます。昨年購入された株ではないんですよね?

上記のメールを送信したところ、以下のお返事を頂きました。
(そのかたに許可を得てここでアップさせて頂いております)

****************************************
>問題の株について所有者に確認したところ以下の通りでした。 「今、私が住んでいる家に以前の住人が花屋で買ってきたデンドロビウムがそのまま庭に手入れもせずに置きっぱなしになっていました。
置きっぱなしの株を、私が2010年の初夏、いくつかに株分けして、2011年春には、ある程度まともに開花したものがありました。
しかし、その春先に霜の被害を受けて、株分けしたものはほとんど枯れてしまいました。
かろうじて生き残ったものを、2011年の春、また株分けしました。
それが、今年(2012年)の春、元気にバルブと葉が伸びてきて、先日、開花したものが例のものです。
秋の低温にはしっかり当たったと思います。」所有者のお住まいは兵庫県です。
*********************************




みなさまにも

このような現象がみられたときは教えてくださいね。

「株元しか花がつかないデンドロビウム」関連カテゴリ

みんなのコメント(7)

高校生の頃だったか,ジベレリンが余ったのでいたずらで Den. Sagimusume に噴霧したことがあります.バルブの長さはそれまでの2倍近くになったように思います.花は,下半分と上半分に2年に分けて咲きました.そのときには,バルブの充実度が花芽分化に影響するのかなと思ったのではなかったかと.なにせ云十年前の話ですし,写真などの記録も全くなにもないのですけれど.余ったジベレリンは沈丁花にも噴霧したら,枝の先端だけではなく,脇芽にも花が咲きました.

返信する

トミー先生 おはようございます

デンドロビウム・・・家にもある~グッド(上向き矢印)
真剣に読みました~
夏になると 少し遮光して デンドロを置いてるので
あまり目がいきとどかなくなります
今年は トミー先生に自慢できる花が咲くかしら冷や汗

まだ 涼しい朝なので 早速デンドロの様子を見てきますウッシッシ

返信する

uchiyamaさんへ

高校生のときに
デンドロにジベレリン処理されたことがあるんですね。
それは素晴らしいです。
科学がお得意だったんですね。

>バルブの充実度が花芽分化に影響するのかなと思ったのではなかったかと

おっしゃるとおりですね。バルブの充実度合いのことを書くのを忘れておりましたね。

ありがとうございます。

トミー

返信する

ボタンちゃんさんへ

真剣に読んでくださって
ありがとうございます。

デンドロを栽培されていらっしゃるんですね。
来年、美しく開花したらいいですね。
また変化したら教えてくださいね。

トミー

返信する

初めまして! 
「かっちゃん」と申します。

 お誕生日に、私には、もったいないほどの、美しい純白の花が咲いた デンドロビュームの花鉢をいただきました。
 その後、それぞれ茎の横から新芽が出てきたので、植え替えようと思っているうちに、その新芽が、茶色に変色してしまい、手遅れで自責の念に・・・落ち込んでいます。 太かった元の茎たちも、徐々にやせてきた感じです。
 どのように管理してあげたらいいのやら、デンドロビュームは初めてなので教えて下さい。
どうかどうかよろしくお願いいたします。

返信する

かっちゃんさんへ

とりあえず、春と夏の管理を掲載しておきますね。

・栽培のポイント 5月頃より10月頃までは戸外の風通しのよい、日当たりのよい場所で育てましょう。梅雨の雨にあてるとしっかりした根が張り立派な株に育ちます。あまり長雨が続く場合は、軒下に避難させます。風通しよくするために吊り栽培します。日当たりの悪いところ、風通しの悪い所、コンクリートの床の上のような照り返しの強い所などは避けましょう。
 新芽が伸びる生育期にはしっかり水やりします。休眠期には思い切って水やりを控え乾燥気味に管理するのがデンドロビウム・ノビル系の水やり基本です。この1年間の水やりのメリハリを覚えたら、デンドロビウムの栽培が自分のものになります。室内に置く際の水受け皿に水を溜めておくのは厳禁です。

●春の管理(3~5月)
 戸外の風通しのよい、日当たりのよい場所で管理します。最低気温が10℃以下に下がるようであれば水やりは行いません。4月を過ぎて夜温の上昇とともにわずかに水やりの量を増やしていきます。新芽が盛んに成長を始める5月頃よりしっかり水やりして水切れさせないように注意します。新芽の基部から発根しだしたら緩効性化成肥料を鉢サイズに応じた適量を4~5月のみ施します。洋ラン専用の液体肥料を週に1回施します。5月上旬より30%寒冷紗下で管理します。寒冷紗がない場合、洗濯物の白いタオル越しの光環境下でも最低限の代用できます。

●夏の管理(6~8月)
 戸外の風通しのよい、日当たりのよい場所で管理します。8月の高温時は50%寒冷紗下で管理します。寒冷紗がない場合、洗濯物の白いタオル越しの光環境下でも最低限の代用可能です。高温で生育も盛んなこの時期、充分な水やりを行ないます。根もよく張り、朝水やりしても昼過ぎには乾いていることもあります。特に水ごけで素焼鉢に植えられたものは注意が必要です。
 朝の水やりが足りないと昼には完全に乾燥し生育が鈍り、高温障害や葉焼けなど起こることもあります。高温時に水が不足すると、株が脱水症状を起こし衰弱します。朝の水やりが充分であれば、気温が40℃近いような高温になっても、風通しのよいところでは蒸散作用で植物体の温度を調節し、高温障害は起こしにくいものです。かといって真昼の水やりも注意が必要です。
 真昼の高温時、水滴が新芽の展開しているところや葉の上に溜まれば、短時間でお湯のような高温になって株を傷め、病気を発生させる原因になります。この時期は朝夕の涼しい時間帯に水やりを行なうようにします。7月いっぱいまで液体肥料を施します。8月以降一切肥料は施しません。

返信する

 うわっ!
早速、トミー先生からお返事いただくなんて、嬉しい限りです!!

 春と夏の、デンドロビュームの管理について、詳しい説明を有難うございました。プリントアウトしました。ゆっくり拝見して、この通り、頑張ってみます。
 ぜひ、もう一度花を咲かせてみようと思っています。

 トミー先生!!
これからもどうぞ宜しくお願い致しますね。

返信する
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