総ての出会いは必然なのだ(開きなおり)｜園芸日記by鷹丘咲哉(ただいま楕円球寄り)｜みんなの趣味の園芸

写真1

ふとした出来心で、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたコンテナから、きれいな桜色のガーデンシクラメンを取りだしてみたら、
「ふわっ」というより「ぶわっ」という感じで冴えた香が広がって、それは明らかに手元のポットではなくコンテナに残った花から香っていて。

桜色の子を置いて、ぐんと大人びたパープルのこの子を取り出した。
管理の状態とか土の具合とか葉の具合とかホントはいろいろ突っ込みどころはあったのだけれど、
「そんなの僕らにとって障害でもなんでもないさ✨」
的に強引に連れてきた感じ。
似たような色や形の子が他にもいるなかで、こんなに香るのはこの子だけだったから、どうしてもこの子がよくて。
……なんていうとまるで『若紫』だな、源氏物語の(笑)
なに頭のてっぺんから爪先までロマンに浸ってんのよ、というやつ。

とにかくも、夜の屋外売り場だというのに傾けたら水がぼとぼと滴り落ちるほどのずぶ濡れ状態だったので、用土表面のゼニゴケを剥ぎ取って、少々多すぎる水を抜くところからお付き合い開始。
何日この状態だったかで、この先保つかどうかが決まるかなー。


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