世界らん展　来年は…｜園芸日記byレプト｜みんなの趣味の園芸

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１９８７年３月、小田急向ヶ丘遊園地で「第１２回世界ラン会議（ＷＯＣ）」が催され、会期８日間で４０万人の来場者数を集めました。

１９８９には、Japan Prize 蘭 International Orchid Show'89（JP89）　が会期１０日間で開催され、４３万人を集客しています。

イベントしてのラン展の成功が、世界らん展日本大賞として1999年東京ドームでの開催に結び付き、41万人の来場者を迎えました。
以降2008年の第１8回まで４０万人を越える入場者数を維持しました。
2010年の第２１回には、企画・運営が変わったことが要因か、一挙に20万人に激減。
2014年の24回に企画・運営が電通イベントオペレーションズに代わり、来場者数は10万人台になりました。

記念すべき節目の30回を迎えた今年、コロナウイルスの影響で来場者数89,506人。
例年だと投げ売り目当てに殺到する最終日の来場者は6,058人、と過去最低を記録しました。

σ(^^)が、初めて参加したのが1998年の第８回でした。
内覧会から入場口に長蛇の列ができ、待つている間もワクワク、ドキドキしていたのを覚えています。
ドーム内は色とりどりの蘭、蘭、蘭！　
むせかえるような花の香りに圧倒されました。
世はバブル真っただ中、各愛好会のディスプレイ部門も予算をかけ、見ごたえがありました。

3.11以降、ディスプレイ部門も縮小され、海外の業者さんの出店も減ってきました。
2016年からは会期が７日間に減り、土日が１回だけになったことで国内の業者さんも撤退するところが増えています。
１ブース100万円也、７日間で売り上げるのは難しくなってきています。
会期中の宿泊費、往復の交通費を考えると赤字になってしまうのではと思います。

「来年もお会いしましょう」と、撤収時にアナウンスされましたが、本当に来年も開催されるのか心配です。

σ(^^)自身も最近は各地の蘭友さんと一年に１回お会いする場という位置づけになってきています。
ディスプレイも既視感が強く、会場に足を踏み入れた時のワクワク感が年々少なくなっています。

いっそリニューアルして、蘭だけでなく、多肉や草花（山野草、雪割草、クリスマスローズ、クレマチスなど）が一堂に会して展示され、欲しい花が見つかれば販売ブースですぐに買え、販売ブースも賃料を安くしてコマ数を多くし、多くの業者さんが様々な花を販売すれば園芸好きな人が楽しめる場になるのではないでしょうか。
植物別の栽培相談や講習会、寄せ植えや剪定、植え替えなど参加型のイベントを多くし、期間中いつでも見に行かれるパスポートを格安にすればリピーターも増えるのではと思います。

思い出のディスプレイ
　会の方たちとワイワイ作り上げていく楽しさがありました。
　　写真左の左2004年、右2005年、下段2010年

　　写真中央の左2015年、右2017年、　下段2018年

　　写真左　販売を撤退した山本デンドロビューム園さんの2009年のディスプレイ


気になる芽…成... 2024/04/19	ウスギモクセイ 2024/04/19	桜 2024/04/19

ムシトリスミレ 2024/04/19	桜 2024/04/19	草花色々 2024/04/19