人口に膾炙したナナフシ、コノハチョウなどをはじめ、ある種のアゲハチョウの幼虫など、態を擬する生物は多い。
あっ、そう、そう、ご存じのことと思うが、一応、説明だけしておこうかな。
擬態とは、「生物が、周囲の事物やほかの生物によく似た形態をもっていること」とされている。上述したナナフシは木の枝に、コノハチョウは枯れ葉、そして、アゲハチョウの幼虫に印された紋様は蛇の目に擬したものだと言われているよね。
オヨベキキョウ(及部桔梗)、チシマギキョウ(千島桔梗)の選抜品種の一つとされているが、猫の額で二年目の春を迎えた。
昨年、購入した折には、たった一つ花を付けただけ。さて、今春はどうだろうと思っていたが、やっとつぼみを一つだけ確認することができた。
何ていうかな、何枚もの葉に守られ、人の目を遮り、あたかも葉を擬するかのようにさえ見えたものだ。
気が付くと、細かく裂けた漏斗型の花びらがぽとりと落ちている。イワカガミ、そろそろ花も終わりに近づいたようだ。
よくよく見ると、瑞々しい若緑の新葉も、なかなかいい味を出してきたよね。
花びらが落ちたその姿を見ると、萼がほんのりと赤く染まり、ツクバネウツギ属のアベリアの花後に似てるなぁ~、なんて思ったものだ。これも擬態の一つ、なぁ~~~んちゃって😁
いま、猫の額で一番輝いている花、さて、何でしょう?
実は、路傍から摘んできて挿したこのゼニバアオイだったりして。しっかり根付いて、いま、こんな花を咲かせている。ほんのりとピンクが乗った花びら、そそられるねぇ~。
ほらっ、この命名の由来は、葉を銭に擬してのものだとか。
だけど、これは植物たちの意思ではないよね。見る側の勝手な心象ってことだ。
オヨベキキョウにしても、イワカガミにしても、ゼニバアオイにしてからが、他の何物にも擬する必要などないものね。
花は、一つの花としてそこにある。ただ、そこにあるだけなのだ。何の思惑もありゃしない。そう、ヒト属も、そんな生き方ができたらいいよね。
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こんばんは。
返信するもうオヨベキキョウのツボミが付く時期なんですね。
大きな花で花付きもいいのでこれからもっとツボミも
顔を出すのではないでしょうか。選抜種と言えど野生の
雰囲気を感じさせますね。
そう言えば育てていたシャコタンキキョウももしかすると今頃どこかの屋根の下でスタンバイしくれてるかも知れません。
イワカガミ、工夫の跡が良く伺われて見事な開花、
フリルの花がとても可愛いです。葉っぱ、柔らかいですか?
そうなんです、あの花にはびっくりしたものです(@_@。
oldnaさん、たった一つ、咲いていた花が印象的で買ってきたのですが、結局、その一つしか開花しませんでした。
そして、今年・・・。
さて、いくつ咲いてくれるのでしょうか?
隣りでは、ムシャリンドウにやっと本葉らしきものが。こちらも気がかりでなりません。
シャコタンキキョウ、同様にチシマキキョウの選別種なんですね。
イワカガミ、ここまで咲いてくれるとは思ってもいませんでした。問題は夏越しなのでしょうが、猫の額に来ちゃうと、一年草が定番となってしまうので、いまからどうしたものかと・・・(-_-;)
あっ、葉は柔らかでしたよ。
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