秋の剪定をするのが当然のように言われていますがはたしてそうでしょうか。
では、「秋の剪定は何故するのでしょうか?」
「秋の花を綺麗に咲かせるためでしょ」
その通りです。
でも理由も分からず、「バラの解説書に書いてあるから」「バラを育てている周囲の人がやっている」「セミナーで秋剪定はする」など理由はいろいろあると思います。
で、今回は秋剪定をやりました。
「夏剪定」といういい方と、「秋剪定」という言い方を聞いたことないですか。
どう違うのか疑問に思ったことありますか?
これはあくまで私の推測です。
以前は剪定は8月25日前後が良いと言われて来ました。
それが残暑が長引くようになったのか、温暖化の影響か分かりませんが、
希望する開花予定に合わせようとすると、今は9月5日前後が良いといわれています。
8月に剪定すると暦の上では夏なので夏剪定。
9月に剪定すると暦の上では秋なので秋剪定。
ま、一般にはどうでも良いことかも知れません。
今回剪定した品種はマリコーン(デルバール社)です。
左画像 剪定前の姿で自由に枝を伸ばしています。
中画像 秋剪定は一般的に今花が咲いている枝の手前の枝で切るのが良いと言われています。
これは春から2~3回花が咲いているので、枝も細くなっているためです。
これをベースに今咲いている枝で切ることもあります。
画像は二番花が咲いた枝から出た枝に咲いたので(三番花)、切り戻すと二番花が咲いた枝から秋花が咲くことになります。
画像右 剪定が終わったところです。
葉は出来るだけ残した方がよいです。
真ん中に一本伸びていますが、シュートが伸びたばかりの枝で今切ると立ち枯れしそうなので、枝が固まってから切ることにしました。
私はつい強く切る所がありますので、もう少し枝を長めに残して切った方が葉も残ります。
この切り方しますと、次に咲くまで約50日かかります。
秋剪定を何故するのか、
これも私の推測ですが、秋に一斉に花を咲かせて「秋のローズフェステバル」をやるバラ園や、10月に行われる各地のバラのコンテストなどに、出品する方たちから広まってのではないかと思います。
以前は育て方の解説をする方には、この関係の方は多かったです。
もちろん個人のお庭でも、秋にお友達を招いて「バラ見の宴」をやるのでしたら、今頃剪定してそれに合わせて咲かすことが必要ですね。
今は楽しみ方も多様化しています。
一斉剪定しますと約50日間庭から花が無くなり、ブログをやってる方はネタに困ったり、写メールでお友達に花自慢も出来なくなります^^
この続きは次回また。
有島先生、こんばんは。
返信するイングリッシュローズを3株持っているのですが、いずれも2年生苗で、まだ若くて、今ようやく新枝が展開してきたところです。
猛暑で葉を半分ほど失ったものもありますが、8月の終わりごろになって、どの株も葉の状態が回復し、新枝が展開してきました。
「クイーン・オブ・スウェーデン」は、株の下側の葉を失いましたが、太いシュートが急に伸びて160cm近くに達しました。
「アン・ブリン」は、横にひろがって、新枝の先に蕾がいくつかありましたが、まだ早いと思い摘蕾しています。
「メアリーローズ」は、細い新枝があちこちに伸びています。
葉をできるだけ残して、日光を吸収できるようにしたいものですが、やっと新枝が伸びてきたのを目の前にして、剪定するのに迷いが生じています。
この日記の続き、とても関心があります。
いっぱい切ってから後で咲かないで後悔するのもどうかと思い、少し心配になっています。
おはようございます。
返信するその節はm(_ _)mお世話様でした。
10年以上前のパート退職時に貰った花束の中のバラ!
挿し木して鉢植えで育てています。
夏前に剪定した枝2本に花が咲いていました。
もうすぐ五枚葉の上で剪定しようと…バカの一つ覚えです(笑)
畑に植えたバレリーナを夏前に、
半分に切り詰めておいたのですが、
蕾が沢山付いていました~先生のお話を伺いながら、
勉強不足を反省しました。
まさに今、悩んでいることを取り上げて頂き、
返信する有り難く拝読致しました。
うちもER2年生・輸入苗のせいか夏は沈黙・・・。
私自身も初心者なので、ついつい教科書通りにしなくてはいけないと思ってしますのですが、
ガーデンローズは、その限りではないと言うことをお教え頂き、目からウロコです。
そうですよね、品種も生育環境も様々なのに 「バラ」という大きな括りだけで育ててしまうと
個々の株の特性を無視した管理になってしまい、
結局「なにか間違っているのだろうか」と悶々としてしまうことになってしまうのではないかと気が付きました。
続きを楽しみにしております。
コメント有難うございます。
返信するバラの育て方に決まりは無く自由です。
育てている地域も、環境も違うのでいろいろ参考にして、あとはやって見る事です。
指導書によっては正反対のことが書いてあることがあります。
どちらでやってもチャント花が咲いたりして(笑)
私は既存の育て方に疑問を持つ事から始めました。
で、色々やってみて自分のやり方の方が良かったらそのやり方でやって行きます。
でも今まで言われたやり方の方が良かったら、やはり先人の言うことは間違いないと、素直にそのやり方を続けてきました。
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