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コロナやらレセ・トラブルやらでサボテンの植え替えが1ヶ月以上遅れてしまった。
ま、鉢から抜いて見たらまだ新根が出てなかったので、安心したやら心配やらで心境は複雑だヨ。
【写真1】短毛丸。白花・13稜・トゲ2~3㍉の純正。
ウチのサボじゃ一番太さがある株、直径16.5㌢。
一昨年買ってから初回の植え替え。
思ったほど根張りが良くない。
短毛丸だったら鉢の内側を何周もするくらい伸びてなきゃ本当じゃないネ。
土が悪いな、細か過ぎ。どうやら畑土みたい。
こりゃ素人が植えたな。
【写真2】根を刈り込んだ。
下に敷いてるのはビニール袋だが、さらにその下に百均で買ったウールマットをクッション替わりにしてる。
背景が白色なのでわかりにくいが、手袋は鉄筋工・溶接工がはめる厚手のバックスキン革手。
デカい短毛丸を扱ったことのある人はわかるだろうが、短毛のトゲは切り出し小刀の切っ先のように硬くて鋭い。
軍手など簡単に突き通り指先が血まみれになること請け合い。
特に直径10㌢を超える頃から重くなり手で持つと痛いこと痛いこと。
こういう革手はホームセンターかワークショップで売ってる。
【写真3】乾燥剤の石灰粉を塗る。
ただし太い根の切り口だけでいい。
細筆で丁寧に。
刈り込んだ根全体にまぶしてもいいが、新根が出て来た時にpH12の強アルカリ性の水酸化カルシウムに出会ったら根毛の細胞がびっくりするだろう。
まぶす場合は良くはたいて。
こちとら昔っから殺菌剤は使わず食品に入ってる乾燥剤を潰した粉を使ってる。
べつに倹約でもねぇが、習慣だ。
昔サボテン栽培の達人の温室へ見学に行くと、植え替え作業中だとうるさがられて断られたことがある。
そこを「それを見たいんです、ぜひお願いします」とヘコへコ頼み込んで強引に後ろで見学。
見てると、相当に雑。
何百本というサボテンを植え替えシーズン中に片付けないといけないので、大雑把なやっつけ仕事になるのは無理ゃねぇが、最初見た時「え~っ、こんなものかよ」と些か驚いた。
その当時は今と違って川砂が用土の主流。
もちろん微塵も抜かずにブリキのトロ船へぶち込み、腐葉土を入れ、牡蠣粉を入れ(昔は酸性度を中和するなんて石灰や牡蠣殻を混ぜた、明らかに間違い)、ジョウロで水を振り撒いて湿らせる。
湿らせると混ざりやすく、用土がフカフカになる。
もちろん40数年前はミリオンAだのバーミキュライト・パーライトだのはあったのかも知れないが、この膨大な鉢数、そんなの使ってたら、このサマジイ(爺様) 破産だ。
いい加減な栽培家になると、昔は横丁のどこにでもあった原っぱのゴミ捨て場の下のゴミ土を入れたりした。
今ならダイオキシンが問題になるところだが、昔はそんなこと構う人なんて居なかったゼ。
今はホント良い時代。
ホームセンター行きゃぁ何でも売ってる。
昔だったら、まず荒物屋へ行って、次に園芸店へ行き、建材屋で砂を買い、って走り回らないと道具や材料が手に入らない。
サボテン多肉の専用々土だって袋詰めで売ってる時代。
便利なんだが、やっぱ自分で調合してもらいたいもの。
あの用土は少し問題がある気がする。
忙しい人にゃ無理は言えませんがネ。
・・・すぐ説教になるからやめとこ。
去年の開花
↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_report_id=11610&num=30
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白花の短毛丸は貴重じゃないですか?
返信する最近のホームセンターで売られているのは白花でない様子で
違う品種との掛け合わせ?
そこらへんは良く知りませんが・・・
また古い農家のお宅で、おそらく古くから軒下に放置してある短毛丸を見て、やっぱこんなところなら白花だよなぁ・・・
と、思ったら赤花・・・。
昔は砂が主体
そうでしたね
僕の頃はある程度は園芸店でそろいましたが
赤玉土などは馴染みがなく使い方が分からないうえに
高価でした。
鹿沼土もそうでした。
今では、この地でも安価ですが・・・
僕は正直、赤玉や鹿沼土は使いこなせません。
ボラ土がメインです。
鉢数が多すぎる数寄者は
近くの河川敷に出かけ川砂を採取していました。
帰ったらバケツで米を研ぐように水洗い天日干し
もう少し大きい荒い粒が欲しければ
山に出かけ真砂土をふるいにかけ採取
帰ったら、これもまたバケツで米研ぎ水洗い天日欲し
有機物は腐葉土
肥料が必要なら牛糞を丸めたのを鉢の底に・・・
砂採取など手伝わされてましたよ(笑)
一応「純正・短毛丸」の定義を。
◯白花であること。これは絶対。
◯成球で襞(ひだ)13〜16稜。
◯成球で刺(とげ)の長さ5㍉以内。
花梗(花茎)は20㌢。
ただし、ややこしいのは「戻し交配」したのか、一種の「先祖返り」なのか判りませんが、花弁の後ろの列だけごく薄いピンクであとは純白っていうのが出回ってるんです。
遺伝子解析すりゃ判明するんでしょうが、そこまでやるサボテン気〇がいはいないでしょうし必要もないと思われ、それらも純正と見做して良いと思います。
関東は昔っから古典園芸が盛んで、赤玉土・鹿沼土・桐生砂・富士砂などが園芸店に出回っていて、鹿沼土は皐月・躑躅愛好家に愛用されてました。
畑土も関東ローム層の黒ボカ土が多用され、今でも新築一軒家の庭にゃ黒土が運び込まれるのが常です。
川砂について14~5年前にYahooブログで書いてます。
↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=444501
こんにちは。
返信するうちの短毛丸は15稜から13稜に減ってきました。
つぼみも二つついています。
短毛丸は水を好むとのことなので冬の休眠中(くびれてました)も少量水やりしていましたし、
吸水が始まってからは竹串が乾くとすぐ水やりしていたのですが、身割れしました。
なので控えていたところまた痩せ始めたので少し増やしました。
シオノさん、いらっしゃい。
短毛丸は、小さいうちは襞(ひだ)の稜数が多く、成球に近付くに従って少なくなって行き、ある年齢を境に稜数が固定するようです。
たとえば、これは日記本文の植え替えした親株から外したカキ子ですが、
↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_report_id=11610&num=17
↑
親株が13稜に対して、この子は17稜あります。
そしてこれから徐々に減って行くと思われます。
直径・高さ何㌢?、樹齢何年?で、いつ成球で、どの辺りで稜数が固定する、という風に表せりゃいいのですが、どの程度の大きさが成球なのか小生も判りません。
ネット記事だと、ある植物園で樹齢50年・胴の直径30㌢・高さ1.5㍍にまで育った、とありますが、まぁそれは特殊な例で、小生は一般の栽培家所有の株じゃ直径20㌢以上のを見た事はありません。
単純に計算して、1年で1㌢成長するとして20年。
しかしこれは子が吹いて群生し親株が太らなくなった場合も想定しなきゃなりません。
純正の短毛丸はあまり早いうちから細かく群生しないような気がします。
根拠はまったくありませんが。
ウチのこの株がこの大きさでまだ1個しか子を見てないので。
そんな気がしただけです。
サボテンは一般に、冬場にあまり水をやり過ぎると花付きが悪くなります。
室内に取り込む場合は尚更です。
戸外で越冬させる場合は、昔は断水して強制的に休眠させたものです。
どこまでが適量で、どこまでが灌水過多なのか難しいところです。
サボテンの種類と環境、サボテンの健康状態、気温の推移、などにも左右されるのでなかなか見極めが厄介です。
それと身割れ自体は、小生は株に勢いがあり吸水が旺盛に行われてる、と解釈してます。
それこそ、石灰でもまぶしておけば大丈夫でしょう。
「見てくれ」は良くありませんが、これから店頭で販売・オークションに出品するのでなきゃ何ら問題無いと思います。
おはようございます。
返信するうちのは直径6cmくらいです。
20cmでもとんでもなく大きいですね。
うちの子の親は直径12cm程度で柱になっていました。
仔吹きはさかんにするようです。
私は仔株ができたらそのままにして群生を目指すつもりです。
冬の水やりは今から思えば多かったかもしれません。
おっしゃるように吸水自体は旺盛のよう。
次の冬はもっと少なめにしてみます。
いらっしゃい、シオノさん。
短毛丸の原産地の南ブラジル・アルゼンチン自生地は、どうやら雨季と乾季がはっきりしない地域のようです。
もちろん短毛丸は温暖な季節に生育しますが、休眠期がどの程度冷え込み、どのくらいの頻度で雨が降るのかデータがありません。
開花は夜間に行われます。
したがって花粉媒介は蝶ではなく、夜でも目立つ白花は蛾を誘うためと思われます。
色彩は闇夜では意味を為しませんから。
強い芳香があるのは、ハエや甲虫をおびき寄せるためと思われます。
こんにちは。
返信するデータがないのですね。
この前は暖冬でしたが我が家の低温は乗りきってくれたので
今後も同じような経過を辿ると思うことにします。
蛾にハエに甲虫ですか🥴
人間のために咲くわけではないですから仕方ないですよねぇ。
香りは「腐臭に近い」などと言う人もいますね。
うちのはどんな香りなのか楽しみです。
いらっしゃい、シオノさん。
とんでもない、ものすごく上品で良い香りです。
香水にしてもいいくらいの芳香ですよ。
腐臭なのは多肉植物じゃガガイモ科ですね。
サボテン科でイヤな匂いの物はありません。
世界最大の花としてよく知られている寄生植物の「ラフレシア」は相当な悪臭でやはりハエを誘引するんだそうです。
↓
「この花の花粉を運んでいるのは死肉や獣糞で繁殖するクロバエ科のオビキンバエ属などのハエであり、死肉に似た色彩や質感のみならず、汲み取り便所の臭いに喩えられる腐臭を発し、送粉者を誘引する。」
「汲み取り便所」・・・懐かしい(笑)
↑
ちなみに、クサヤの干物がそうです。
話を戻すと、ハエと云ってもいろんな種類があり、腐臭ばかりじゃなく甘ったるい美味しそうな匂いに集まるハエも多いんです。
短毛丸の場合はそういう小バエでしょうね。果物なんかにタカるヤツ。
小型の甲虫、コガネムシの類はやはり樹液の甘い香りに集まるのでサボテンの花粉媒介も行うでしょう。
TVのドキュメンタリーで、弁慶柱の花に出入りしてる小っちゃなコガネムシを観ました。
蛾は「誘蛾灯」でもわかるように光に集まります。
月夜の荒野じゃ、月光を反射する短毛丸の白い花は蛾の目標になると
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