今年の夏には、南アルプスにも行っておりました。
標高2000mの北沢峠から、仙丈ケ岳(標高3033m)と甲斐駒ケ岳(標高2967m)への山行です。
少し山歩きと、出会いました花たちをご紹介させてください(^^)
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当日は、朝からあいにくの雨でした(^^;
駐車場から北沢峠に向かうバス、運転手さんも「昨日までは、ずっと晴れてたんだけどなぁ・・」の、ひと言に、思わず苦笑い。。。
まずは、北沢峠にあります、今夜宿泊する予定の山小屋へ。
山では10日間のうち3日くらいは、晴れれば良いなぁ、くらいの気持ちで登っているのですが・・
かなりの本降りに、ちょっと気分は萎えかけ~(笑)
それでも、遥々せっかくここまで来たものですから、不要な物は山小屋にデポさせてもらって、当初予定していた甲斐駒ケ岳は明日に登ることにして、コースタイムの少し短い仙丈ケ岳へ登ることに(^^)
カッパを着て、ザックにはカバーを被せて、両手にはストックを持ち、仙丈ケ岳のピークを目指して、ゆっくりと歩き出します。
雨降る樹林帯・・、これはこれで幻想的でもありますが、登山道は流れてくる雨水で、まるで小川のようになっています(^^;
ザァザァ振りの雨に「こりゃ、お花どころじゃないなぁ・・」なんて思いながら、滑らないように、ボチボチと歩きながら、高度を上げていきました。
少しづつ木々が低木へと変わり、大小の岩が連なる斜面をグイグイ登っていきます。
登ってきた道を振り返ると、木々とガスの切れ間には、鋸岳のギザギザの稜線から、甲斐駒ケ岳、摩利支天の岩塊が、曇り空のしたに灰色に光って見えます。
やがて森林限界を超えたあたりで、幸いにも、雨は小雨となりガスに変わりました。
ここからは、小ピークとなります、小仙丈ケ岳へと続く稜線へ。
やや急な斜面を、右へ左へとジクザグに登って行く登山道、両側に続く濃い緑色のハイマツの下には、トクヤクリンドウの白い花、ヨツバシオガマのうす紫色の花が咲いてくれています(^^)
花を見つけると、僕は写真撮影の時間(笑)
しゃがんで、息を止めて、カメラのシャッターを・・・パシャリ。そして立って歩き出します。
すでに標高が2700mを超えているでしょうか。
高度に弱い僕にとっては、空気が少し薄く感じるんですけれど、、、
この、しゃがんで、息を止めて、カメラ・・そして立つ、という動作をする度に、ハアハアと息が切れるんですよね(笑)
そして、また次の花を目指して、ゆっくり、一歩づつ歩いていきます~(笑)
ゴツゴツとした岩々を踏み越えて・・・
まずは、小仙丈ケ岳(標高2855m)へ無事に到着。
雨はすっかりやんでいて、ガスの合間から、南アルプスの山々、甲斐駒ケ岳から、鳳凰三山は地蔵岳のオベリスク、北岳の三角のピークも顔をのぞかせてくれていました♪
さて、この小ピークからは、目前にドーンと鎮座しています仙丈ケ岳へ向かっての稜線歩き。
曇り空のした、稜線を歩いていきますと、足元から切れ落ちていきますカールの、谷間へと続く優美な曲線に、思わず息をのみます♪
そんな稜線を歩いていましたら・・・
ぴぃーぴぃー と、何かの鳴き声に、ふと足を止めますと。
岩とハイマツの斜面に、雷鳥がいました~(^^)
あたりを見張る母鳥と、そのまわりを3羽のヒナたちがチョコチョコと岩の間を出たり消えたり☆
かわいい~☆
ちょっとだけ写真を撮らせてね・・・と、ポーズをとってくれています雷鳥さんに、そうっと近づいて、、、パシャリと1枚♪
今まで、何度も雷鳥と遭遇していますけれど、出会えるとやっぱり嬉しいものですね☆
しばし、雷鳥一家の様子を楽しませてもらって、仙丈ケ岳へのピークまではあと少し。
天上の稜線の道々には、黄色いウサギギクや、コゴメグサの小さくて可愛い花、イブキジャコウソウ、イワベンケイソウ、そしてすでに穂になりましたチングルマたちが咲いてくれています♪
そして、頂上の最後の斜面、ふと崖がわに視線を落としましたら・・
ウスユキソウが咲いてくれていました(^^)
ヨーロッパではエーデルワイスと呼ばれている花です♪
今まで、写真に撮れたことが無かったので、出会えてとっても嬉しい~☆
仙丈ケ岳のピークで、おにぎりを頬張りながら、休憩。
ガスに包まれて展望は望めませんでしたが、時々、青空も見えだしました。
汗をかいた体に、涼しい風が心地良かったです☆
山頂の時間をしばし楽しんでから、午後の雷を避けるため、下山の途へ。
ストックを使って、慎重に歩きだします。
樹林帯に入る少し前から、雷が鳴り出して・・・再び小雨に。
木々に頭上を遮られると、ホッと一安心。
ずいぶん下った頃でしょうか。
薄暗くなってきた樹々が覆い茂る道沿いの傾斜地に、マルバダケブキが斜面いっぱいに咲いているのを見つけました。
ガスに濡れて、しっとりとした黄色い花。
普段は、そう惹かれる花ではないのに、今日は何故か心惹かれるなぁ・・・
ふと、そんなことを思いながら、自然林のクッションのきいた山道を、一路、山小屋へと下っていきました。
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写真は、
左:ウスユキソウ。ヨーロッパではエーデルワイスと呼ばれている花の仲間です。
中:マルバダケブキ。何故か、今回の山行で印象に残った花でした。
右:雷鳥の家族と出会いました☆
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仙丈ケ岳、甲斐駒にも行かれたのですね。仙丈は花の多い山でしたでしょう。
返信するまだ私は登ってないのですが、そのうちに。
今年の秋はとりあえず、雪の降る前に黒戸尾根から甲斐駒にいこうかと考えています。
今週は八つの編笠、権現岳の予定。
山登りがまた佳境に入ってきました。
こんばんわ。
返信するありがとうございました。
懐かしいなぁ~。
雷鳥もちゃんとポーズしてくれましたね。
ウスユキソウがみれたの珍しいのでしょ。
こんばんは。
返信する昨日はコメントをありがとうございました。
本格的な山歩きなのですね。
比べたら私のは散歩ですね
高山植物が見られるのはやはり3000m級の山ですか。
雷鳥が可愛いですね
前の日記も拝見しました。
山野草も沢山お持ちですね
またお邪魔させて頂きます
noasobiさん
返信するこんばんは。コメントありがとうございます(^^)
拙い振り返り日記にお立ち寄りいただき、ありがとうございます(^^)
ハイ、槍ヶ岳に続き、仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳にも行って参りました♪ ふたつとも、素晴らしい山で、初日はあいにくの天候ではありましたが、二日目は好天、良い山行となりました。
仙丈ケ岳、本当は周回コースの予定でしたが、雨のため、時間の短いコースをピストンで(^^;
薮沢コースはお花が多いと聞きましたが、こちらを歩けなかったので、あまり出会えずでした(涙)
それでも、ウスユキソウや、雷鳥とも出会えて嬉しかったです☆
山頂には仙丈小屋がありましたので、次は子ども達と一緒にここで一泊してみたい、と思った山でした(^^)
noasobiさん、たくさん登られるご予定、うらやましいです(^^) 黒戸尾根から甲斐駒ケ岳へ♪ このコースはハードだとお聞きしておりますが・・・すごいなぁ。
それから、今週末は八ヶ岳♪ 僕はまだ未踏の山なんですけれど、いつか必ず登りたい山です。
どうぞ、くれぐれもお気をつけて、楽しんできてくださいね☆
僕も、足が治りましたら、必ず山へ戻りたいと思っています。また、山歩きのこと、いろいろ教えてくださいね☆
coronさん
返信するこんばんは。コメントありがとうございます(^^)
山歩きの、拙い振り返り日記にお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
coronさんも、仙丈ケ岳に登っていらっしゃるのですね♪
仙丈ケ岳~甲斐駒ケ岳のコースは、僕もいつか登りたいと思っていた山でしたが、8月の上旬に行って参りました(^^)
初日は、本降りの雨となってしまいましたが、稜線に出る頃にはやんでくれました♪
なんと言っても、この山行で嬉しかったのはウスユキソウとの出会いでした☆ 「あっ、ウスユキソウ♪」って、思わず飛び跳ねましたよ(笑)
雷鳥も、何度か出会っていますけれど、やっぱり会うたびにうれしくなりますね(^^)
いい山でしたので、またいつか、子どもと一緒に登りたい山です。そのためにも、早く足を治して、リハビリを頑張らないと・・(笑)
MIMOZAさん
返信するこんばんは。コメントありがとうございます(^^)
MIMOZAさんの、山歩きでの、山野草のお話し、楽しく読ませていただきました☆
こちらの拙い振り返りの山歩き日記にも、お立ち寄りいただき、ありがとうございます(^^)
僕も、普段は近くの山を歩いて楽しんでおります♪ 標高が1000mもあれば、素晴らしい山だと思っています(^^)山ごとにいろんな表情がありますから~☆
夏山に行けるのは、年に1つか2つくらいなものです(^^; これを楽しみに毎日頑張っております(笑)
どんな山でも、やっばり山はいいなぁ・・、と思います☆
ただ、森林限界を超えますと、そこにしか咲いていない花に出会えることは、格別です。
ロープウェイ利用ですと、日帰りで高山植物に出会える山もいくつかありますし、MIMOZAさんも、ぜひ山へ☆
山歩きで出会う花に惹かれていました折、自宅で山野草を育てる楽しみを知りました(^^) 拙い日記ですが、これからもボチボチと綴っていきたいと思います。
また、MIMOZAさんの日記にもおじゃましますね。
今後とも、よろしくお願いしますね☆
あ!雷鳥の写真がばっちり撮れたのですね。いつか見たい雷鳥。しかもヒナも見られたのですね。
返信する本格的な山登りなどとてもできそうにないので、ロープウェイ利用でいつか行かなければ。やはり季節は夏でなければいけませんか。来年秋頃、10月あたりにまた帰省する予定なのですが、寒過ぎますか。
ウスユキソウは箱根の湿生花園で見ましたが、標高が高い自生地では夏に咲くお花なのですね。
こんにちわ~
返信する久しぶりだな~と 思ったら アキレス腱を切ったんですね~ それもボランティアで・・・山歩きが好きな人が
足が悪くて動きずらい・・・もどかしいでしょうね~
本格的な山登りの日記読ませてもらいました
槍ヶ岳登山も・・・アルプス1万尺小槍の上で
の山でしたか~ 初めて知りました
この二つの登山の様子をみてて そろそろ
涼しくなったから 山登りしようかな~と 刺激を受けました
あ~ 私の山登りはみかも山~(笑)たんなる公園です
あんな低い山でも 夏場は暑くて暑くて(低いからですが)熱中症になりそうで~ 行かなかったですが
そろそろ 彼岸花の群落がみられるかな~
朝顔の日記も 読みましたが こんな素晴らしい山の
日記のとこへ お邪魔しました
我が家の朝顔 琉球朝顔も上のほうだけ 咲いてます
豆太郎さん
返信するこんにちは。コメントありがとうございます(^^)
この夏の、二回目の振り返り日記にお立ち寄りいただき、ありがとうございます(^^)
仙丈ケ岳、花が多い山だと聞いて楽しみだったのですが、あいにくの雨で、コースタイムが短いほうをピストンしてしまったので、ちょっぴり残念(^^;
でも、ウスユキソウにも出会えましたし、かわいい雷鳥親子とも出会えて、良い山行となりました(^^)
標高の高い山の山歩きだと・・・、そうですね、花が一番いい季節は、やっぱり初夏でしょうか。梅雨明けの7月中旬から8月上旬が、天候も安定していて、一番咲いている花の種類が多いと思います♪
秋も、10月となりますと一般の山は紅葉がきれいだと思いますし、気候もちょうどいいでしょう(^^)ただ、標高が高い日本アルプスとなりますと、気温もかなり下がりますし、それなりの装備が必要だと思います。
僕もまだ、あまりたくさんの山へは行けていないですが、初夏の7月末頃の木曽駒ケ岳はおすすめです。
バスとロープウェイ利用で、一気に標高2600mまであがれますし、ロープウェイを降りたら、いきなりお花畑♪、2時間ちょっと歩けば、標高2956mの山頂に着きます。
コマクサをはじめ、高山植物がたくさん見れて、天候が良ければ富士山や北アルプス~南アルプスの山々の景色が最高ですよ☆
ボタンちゃんさん
返信するこんにちは。コメントありがとうございます(^^)
すみません、しばらくご無沙汰しておりました(^^;
こちらには馴染まないような、拙い山歩き日記にお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
どん臭いことで、被災地でアキレス腱を切ってしまいました・・・。当初はずいぶん落ち込みましたが、もう吹っ切れました(笑)、しっかり治して、リハビリして、また山へお花たちに会いに行こうと思っています(^^)
ご心配いただき、ありがとうございます。
アルプス一万尺 小槍の上で~♪ は、槍ヶ岳の小ピークのことなんですよね♪ 一万尺=3000mなんで、≒ 槍ヶ岳の標高3180mをさしているそうですよ(^^)
今年の夏山、槍ヶ岳や仙丈ケ岳では、たくさんの花たちと出会えることができました(^^) ここに行かなければ会えない花たち。本当に、いい夏になりました。
涼しくなったら、ボタンちゃんさんも、是非、山へ♪ 僕も、普段は近所の山を歩いています(^^)標高の高い山もいいですが、身近な山も、たくさんの魅力があって、大好きです(^^)
彼岸花の群落♪ きっととてもきれいでしょうね☆
朝顔も、夏の朝を清々しくしてくれて、いいですよね(^^)
琉球朝顔、また見せてください♪
拙い日記にお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
また、ボチボチと綴っていきたいと思いますので、よろしくお願いしますね☆
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