湯島臥牛さんの園芸日記
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湯島臥牛さん  東京都
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親子の生き別れ😢

2020/06/13
親子の生き別れ😢 拡大 写真1 親子の生き別れ😢 拡大 写真2 親子の生き別れ😢 拡大 写真3

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べつにウチが一家離散したわけじゃねぇヨ。
勘違げぇしねぇでくれ。

ガステリア属「スノーホワイト」

こいつを株分けしただけだヨ。
(ガス・ハオの場合とくに分頭と云う)

去年の春の植え替えの時に子株(カキ子)を外すべきだったが、子株の葉がまだ薄く頼りなかったので、しっかり発根してる2本だけ外して、あとは母親に付けたまま植え込んだ。

分頭した2本は欲しいと言うコミュ会員さんへ送った。

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=551155


そんで今回、晴れて残りの子株を分頭。

今年はコロナやら何やらで3ヶ月も遅れちまった。

梅雨に多肉の定期的植替えなど本来ダメなんだが、ガステリアの場合は根を乾かしちゃぁいけないんで、東京は今朝から雨が降ったり止んだりだからかえって好都合かも知んない。


【写真1】これから破壊行為が始まる。

ビックリしねぇでくれ。気が狂ったわけじゃねぇ。

なんでトンカチなんぞ横へ立て掛けてるかと云うと、これから鉢を割るんだヨ。

なんでかって言うと、どうせ「根鉢(ねばち)」が抜けないから。

いや、やんなくったって判ってるんだ。
今まで何十回となく叩き割ってるんだからさ。


実は昭和50年頃、おいらサボテン栽培をやる前に東洋蘭を集めてて、その頃住んでたマンションの狭いベランダを楽焼鉢で埋めちまって、洗濯物を干せないカミさんから離婚を迫られたことがあるんだ。
(で、結局ラン栽培はやめて処分。でも次の年にサボ開始)

んでその時の経験上、こんな細い胴長の「京楽焼き」のラン鉢を2年間も植え替えしないと、鉢の内側に根が張り付いて「根鉢」が抜けない。もう判ってるのヨ。

こういう場合、鉢を割るのが最善。

無理に抜こうとすると、地上部と根の付け根の基部に大きなダメージを与えるし、第一元気な新根を傷めちまったら大変だ。

たとえ鉢の方が植物の値段より高くっても「生き物」を優先する。

鉢はまた買えばいい。
少々高くっても銀座へ行くのを1~2回我慢すりゃ何個か買ってもお釣りがくらぁ。

しかしランは掛け替えが無い。
もし枯れちゃったらそのランは世界中どこを探しても無い。

サボテン多肉だって同じ。
どんな駄物だって何年も栽培してりゃ愛着も湧く。
朝晩、舐めるようにして育てたんだからよぉ。


【写真2】鉢を割って株分け。

おいらが管理人を務める【新・多肉コミュ】トピックの「✞ガステリア懺悔室」にあるように、おいらの間違った認識から何でもかんでもガステリアをミズゴケ植えにすることをみんなに推奨し、実際にミズゴケ植えした苗を配ったりした。

こうして並べてみると親株の根の張りは少し物足りない。
やはりミズゴケ単用の影響なのだろう。

普通の用土でならもっと葉にも厚味があったかも。
今更言っても詮無き事ながら。

それにしてもこの京楽焼鉢たしか4千円位したはず。
とほほ・・・(未練タラしいか)


【写真3】植え替え完了。

もちろんこの「スノーホワイト」もミズゴケ植えにしてたのを神の御前に悔い改め「玉土(たまつち)」主体の用土へ変更。

カキコ仔は多少歪(いびつ)なのもあるが、数年経てば綺麗な「臥牛型」に整形する。


梅雨の晴れ間の直射日光は強烈。
ましてガステリアは一年中遮光が必要不可欠な種。

植え替え直後はとくに日焼けし易い。
赤くなるだけじゃなく生育も停止する。
やっぱ徐々に馴らさなきゃ。

臥牛はじっくり栽培する種類。
あわてる〇食はなんとやら。


ちなみに蛇足だが、昔は梅雨の晴れ間の事を「五月晴れ」と云ったんだよ。知ってる人は知ってるだろうけど。

なんで「五月なのに梅雨なんだ」って思うだろうが明治以前は暦は「旧暦」、今の「新暦」カレンダーとは1ヶ月ズレてるのヨ。
「旧正月」は今の2月でしょ。
だから梅雨は旧暦の五月~六月なのさ。

つまり「五月雨(さみだれ)」ってのは今で云うと「梅雨の長雨」を云ったんだヨ。

松尾芭蕉の『奥の細道』の有名な句に,

五月雨を あつめて早し 最上川

これはつまり、梅雨のシトシト降る長い雨で急流と化した最上川を詠んだものなんだ。


やっぱ、要らざる蛇足だったね。

余計な事だったぜぇ~。
ワイルドだろぉ~。



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「親子の生き別れ😢」関連カテゴリ

みんなのコメント(6)

こんにちは
いや〜全文楽しく面白く読ませていただきました。
過去日記も^o^

高価な鉢より植物を選ぶ、そのとおりなんですが
いざ、自分が同じ立場にと思うと、両方?
はて、さて
鉢を何回か割ったことはありますが
しょせん安価なもの
鉢にも愛着があるものもあります。
最後は植物を選ぶことになりますが😅

蛇足も新たな認識となります。
つい、新暦で考えますから
こちら七夕といえば8月、
中部地方に住んだ時は7月、8月の七夕は旧暦かな?

スノーホワイト
子株も1年後の姿の変化見るのを楽しみにしています。
ゆっくりの成長もいいものです。

返信する


いらっしゃい、くーちゃんさん。

東京って所はおかしな町で、お盆を2回やります。

っていうか、同じ家族が2回やるんじゃなくて別々の家族が、こっちの家は7月、あっちは8月っていう具合に、迎え火焚いてお供えして。

なんでこんな事になっちまったかと云うと、明治政府が発足した時、旧暦を新暦に改めるに当たって、「旧暦7月15日に行われていたお盆を新暦の7月にやるべきだ」とて無理矢理決めたんですが、ほとんどの地方に人々は従わず相変わらず旧暦7月(新暦8月)にお盆をやりました。

ただ、東京の江戸っ子たちは素直(笑)だから明治政府に従い、月を前倒して新暦の7月にお盆を迎えました。

そうして月日が流れ、田舎から東京へ移住して来る人々が増え、そのカッペたちは(失礼)依然として8月にお盆をしたのです。

ってなわけで、東京じゃ今でも7月と8月にお盆を迎える家が別れてるわけです。


これも蛇足ですが、東京は江戸時代にゃ「薮入り」というのがあって、住み込みの奉公人や嫁いで来た嫁が実家へ帰る事ができる休日の事です。

お正月の1月16日とお盆の7月16日が藪入りの日にあたりました。
江戸時代に広がった風習で、昔は奉公人に定休日などなく、嫁も実家に帰ることはままならなかったため、藪入りだけが大手(おおで)を振って家に帰ったり遊びに出かけたり出来る日だったのです。

奇遇です。
ウチも今日の日記はガステリアです。
ただウチの子宝の紹介なだけですが(笑)

やっぱり、ひたすら直根のガステリアは
長鉢ですねぇ・・・

京楽焼鉢に植える上物なんてなく
カチ割るほどの度胸もないですが
やはり気に入ったものならカチ割ると思います(笑)

返信する


ええ、お宅の日記さっき発見したのでコメントさせていただいたところです。

そう、おっしゃるとおり、ゴボウ根の直根性が臥牛の生命力の源泉でしょうね。



やはりブチ割るのに同意していただけましたねぇ。

多肉愛好家はみんなそうです。
愛する株を傷付けるくらいなら鉢くらいなんのその。

だからウチは絵柄の入った数万円もするような楽焼鉢は買わないんです。

いざ割らないといけなくなったら悶絶しながら悩むと思いますので(笑)

こんにちは。

臥牛先生のめっちゃワイルドな日記にお邪魔しづらかったのですが・・・ひとつ質問があります。

以前うちの虎鉾が根腐れ起こした時に生き残った物を水苔で植えるようにアドバイス頂きました。
しかし、日記を拝見するとどうも水苔植えは間違いだったとか。
我が家のはどうにか元気に生きてますし、子も小さいですがいくつか吹いて増えています。

それでも土に植え替えたほうが良いでしょうか。

一応、用土の配合は[懺悔室]を拝見してメモしております^^

よろしくお願いします。

返信する


もっとんさん、いらっしゃい。

そうですね、その方が無難でしょう。

玉土に替えて下さい、今すぐでなく秋口の9月・お彼岸頃でもいいですから。

ミズゴケ植えは昔から行われて来たガステリア栽培法なのですが、どうやら種類によっては合わないのがあるようです。
葉が薄かったり根の発達が良くなかったりと。

お宅の虎鉾は大丈夫でしょうが、元々土が持ってる肥料分の事を考えるとやはり従来の用土を使った方が無難ですね。

ただ、根が今までふんだんに水分を吸収できたものが、土に替えるとそうは行かなくなり水切れに弱くなります。

鉢の端に竹串を挿して常時湿り具合を点検して下さい。
竹串が半分くらい乾いたら水やりです。

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