10月に入ってから庭に打ち抜き井戸を掘り始めた。
池の水が富栄養化しているので安定的な水源が欲しいことと、真冬には池の底近くまで凍結するのでそれを地下水熱で緩和しようというもの。
合わせて池の流れ込む人工の川の水温が少し上がることで融雪効果も期待しているのだが・・・・
塩ビ排水管75サイズを大槌でたたきながらパイプを打ち込みホースで水圧をかけて泥や砂を排出。
これがかなりのハードな肉体労働。
それでも10mまでは比較的早かったのだが…
水の地層に恵まれない。
50cmの表土の下は5mまでピート層・・これは簡単に打ち抜けた。
その下は6,5mまで粘土主体の層でこれを抜ければ水が安定して出るかと思ったのだが・・・・
その下は青砂と呼ばれる非常に細かな青い砂が地下12mまで続いた。
この層は湧水量に乏しい。
さらに打ち込んでいくと白い粘土と青砂が数センチ間隔で折り重なる層にぶつかった。
ますます水が出ない地層だ。
抵抗が強くなってきて打ち込んでもなかなか進まない。
繰り返し体をほぐしながら数日かけて13,6mまで到達したが全く打ち込めなくなった。
家を建てた時の地質調査によると16~17m下に砂の層があるらしい。
そこまでたどり着きたいのだが、今までの方法では無理。
写真にあるように建築金具の羽子板をグラインダーで削ってブレードにしてイレクターパイプに装着。
さらにイレクターパイプの先端を加工して水道圧を利用したノズルにした。
もう一つはパイプ内にたまった水をくみ上げるために塩ビ管とボルト・ワッシャー、ロープでくみ上げ機をつくった。
非常にねばって抵抗の強い地層をブレードで突きくずし、
ノズルで粘土や砂を押し上げて15m近くに達した時、
トラブルが発生した。
ノズルのホースとブレードのイレクターパイプが干渉して重い。
さらに何かに引っ掛かっているようだ。
ブレードを引き上げるためにパイプを上から順にはずしていたとき、!! 手が滑ってブレードがついた下の方6m分のパイプを落下させてしまった。
さらに悪いことが重なる。
ノズルにつないだホースを引き上げられない。
これも何かにがっちりひっかかっている。
はるか地中のパイプ内でのサルベージ方法を考え、
急遽パーツをつくり試してみたが抵抗が強く引き上げられない。
まだ工夫が必要だが、日没となった。
明日また挑戦してみるが、最悪の場合も考えておかねば。
写真・左 井戸掘り現場
地面に排出した青砂が広がっている。
写真・右 掘削用の自家製の用具
現在、真ん中のブレードがパイプ6mとともにパイプの底に
落下している。
左側の水を噴出するノズルも取り出せない状態にある。
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こんばんは。
返信するお庭に井戸ですか…。
なんだか、せいざえもんさんのお家…って、どれだけ広いのでしょう…。
以前、ロックガーデン風の場所を写真で見ましたけど…あれでも驚いたけど…井戸とは…。
ただ、ただビックリです。
トラブルが解決することを祈っています。
こんばんは
返信する昨年、池や水の流れを改良されるなどの作業をなされましたね。今度は井戸掘りですか。
パイプを打ち込むだけで、私など疲労困憊で動けなくなりますね。
途中のトラブル、状況が見えませんから大変でしょう。
解決することを願いながらも、せいざえもんさんもお身体気をつけてください。
こんばんは。
返信する自身で井戸を掘られるなんて、
それも手作り用具を作られて~素晴らしいです。
我が家は消雪用井戸を業者に頼みました。
60m掘って、なんとか間に合わせていますが十分ではありません。
鉄気があり畑や庭に散水は出来ません。
この夏の水道料が昨年より3,000円程多かったです。
雨が降らず、いかに暑かったか
裏の川も油川…水も使えませんが、雪捨て場に助かっています
どうぞ、お体~お気を付けて
こんばんは~
返信するせいざえもんさんは器用なお方ですね。
主人もそばで驚いてますよ。
手掘り井戸いろんなアクシデントに見舞われて大変でしょうが無理なさらず進めてくださいね。
完成の日を祈っています。
お気をつけて、、、、。
みゆきさん、こんばんは。
返信する広さはこちらの一般的な住宅用敷地の2筆分の約110坪。本州の家に比べると北海道の敷地が大きめなので2軒分だと結構な広さになりますが、
近所は3筆以上の敷地の方が多いので、うちは広い方ではないのですよ。
さすがに疲れました。
今日中に解決してスッキリしたかったのですけど、明日以降に持ち越しです。
次のアイデアを練っているところで、まさしく試行錯誤。「必要は発明の母」でしたっけ?そんな感じです。
ねむりねこさん、こんばんは。
返信する何か始めると派生的に関連事業??が広がっていきます。
池に強力ポンプを入れてアオコは出なくなったですけど、川の流れにはアオミドロが見事なくらい伸びています。
いや~、びっくり。
池の水は栄養に富んでいるので庭に散水したら…
その分の水を地下から供給したら池の凍結防止にもいいかなと、
年齢無視の土木作業をしております。
トラブル、最初は一瞬、頭の中が白くなりましたけど、
なんとか解決してみようと思います。
こういうことを考えるのは好きな方ですので。
hanuraさん、こんばんは。
返信する60mですか~、すごいですね。
うちの土地は標高2,5mの低地で、地質的には河川の後背湿地にあたるところですから地下水位は高いのですけど。
水道用に飲用可能な水を取り出そうとしたら、どのくらい掘ったらいいのか見当がつきません。
とにかく自力にでやれるところまで頑張ってみます。
hayachanさん、こんばんは。
返信するホームセンターに行くとあれやこれやとアイデアが浮かんできます。
パイプを引き抜くときにすごく重くて…ヤバいかなと思ったのですけど不安的中、握力も抜けていたのでストンと滑らしてしまいました。
安全策も考えていたので先に講じておけばよかったと後の祭り状態です。
今日は休んで明日また挑戦します。
これがミルフィーユ現象との激闘ですね。
返信する応援しております。
こんばんは
返信する井戸掘りに挑戦されていたのですか、凄いですね。
千葉には、上総堀がありますが子供のころ伯父の家で近所の人たちが集まって掘っているのを観たことがあります。
アイディアが、次々浮かぶ時は楽しいですね。
お体には十分注意してください。
上手くいきますように
アドちゃん、こんばんは。
返信する今日は用具も一新して調子よくいくかと思ったんですけどね。やらかしてしまいました。
安全策兼ねて引上げ用にロープをつけておくべきでした。
またがんばります。
よっこらさん、こんばんは。
返信する上総掘りは文献やネットで見たことがあります。
北海道でも屯田兵や開拓農民が上総掘りのおかげで飲用水を得ることができたそうです。
上総掘りはすごいですよね。
人力で100m以上掘り進んでいくんですから全く驚きです。
一休みして、また頑張ってみます。
うぉ~っ開拓してる~(違?)
返信するさっすが北海道!さっすが せいざえもんさん
なんかこう…黒板五郎(北の国から)や、チャールズ・インガルス(大草原の小さな家)を思い出させる…
地質が変わっていく様子も、地層をそこに見るごとく頭に描けました。
雪が積もる前に出来上がるのですか?
ケガに気をつけて作業して下さいませ~
ayu*さんこんにちは。
返信する開拓してます。
波乱ばかりですが、何とか水を取り出したいね。
雪の前には使えるようにするつもりです。
ダメならまた来年改良します。
いや~、昔の人は偉いです。
人力で開墾から井戸掘りに排水路を掘ったのだからね。
いろんなものを掘ったんでしょうね。
明治初めの頃はこの辺も森と湿地で、小川にサケが遡上してヒグマも出たそうだからね~。
今では見る影もないけど、それでも25年前は近所のあちらこちらに沼地があって水鳥がいたし、魚もいたんですよ。
今では下水道と排水路が整備されて、かつて沼だった所もすっかり乾いてます。
なるほど~これですね、井戸掘り・・
返信する日本人がアフリカなんかで井戸掘っていますが、そこまでいかなくてもそれに匹敵するくらいですね。
現地で掘っている人も数々の困難を乗り越えて掘りあがった時は、非常な感銘を受けると言います。
せいざえもんさんもきっとそんな時が来るんでしょうね。
その時には井戸の前で記念写真を撮って、自慢してくださいね。
お祝いに駆けつけますから。
ひかるりさん、おはようございます。
返信する今の時代に井戸掘りとは酔狂でしょう。
でも掘リあがったら達成感があると思います。
マニュアルとか他の方の実践例をなぞるのは好きでないので、自分流でやってます。
毎日、大槌振り上げてガンコンやって、
トラブっては解決策を練り、パーツ試作の繰り返し…
現在もトラブル解消されていませんが、
15mに達したので水位測定したら地下1,2mまで水が上がってきていて、くみ上げてもすぐに水位が元に戻る。
やっと、ここまで来たかという感じです。
今日は天気が悪いですが、作業続行です。
井戸掘り以外に冬が来る前にやることたくさんあります。
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