二回続けてペルシカのお話してきましたが、今回はそのルーツの原種についてお話します。
原産地は今のイラクなので、原種は温暖な気候を好み、寒い所を好まない。
高温多湿に弱く、強い剪定を嫌い、黒星病にもかかりやすい。
見るからに育て難いです。
でもこのバラがあったので、黄色のバラが誕生したのです。
その後黄色だけでなく、オレンジ、紫、茶系統のバラにも影響を与えているので、紫、茶色の品種に弱く育て難いのがあるのはそのせいです。
画像左 ロサ・フェティダ
鮮やかな黄色の一重です。花名は「悪臭のある」と言う意味で、嗅いだ事がありますが芳香とは言えません。
乾燥ぎみの所を好むので、地植えにすると難しいです。
画像中 ロサ・フェティダ・ペルシアーナ
ロサ・フェティダの枝変わりと考えられている八重咲きです。
この花を使って、フランス・リヨンの育種家ペルネ・テュシェは交配を重ね、1900年黄金のバラ「ソレイュ・ドール」を作出した。
画像右 ロサ・フェティダ ビコロール
これもロサ・フェティダの枝変わりで、オレンジ色ですが、花弁の裏は黄色と珍しい組み合わせの品種です。
この品種はルドゥーテの図譜にも描かれています。
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先生こんにちは
返信する左の黄色い一重のバラ、かわいらしいですね。
クリスマスローズで、初めてゴールドの花を見たときは、
その美しさにハッとしましたが、
初めて黄色いバラを見た人も、きっと驚きと感動があったのでしょうね。
ゆきみさま
返信するバラの原種で黄色は、このロサ・フェティダだけです。
一重の山吹に見える時があります。
おっしゃる通り、この花を見た人は驚いたと思います。
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