稲刈りには、軽トラが止まっていた。
田んぼの隣の畑のは、いつも花盛り。
畑の横にセダンが停まってる日は、花好き御隠居が来ている。
5年前の12月、道路から見ていると「何ですか」と声かけられた。
「いつも、きれいですね、特にこの斜面のジャーマンアイリス見た時びっくりしました」
「これ、ネリネというんだ、向こうにたくさんある」と言って鉢をくださった。
見ず知らずの私に。
昨年夏、土の上に頭をのぞかせて植え替えた。
しかし、球根の中央から虫が侵入して全滅した、増えていたのにと、がっかりしながら土を花壇へ戻した。
この夏、花壇にネリネの生き残り発見。
生きていた、一球だけ。
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