kenchan21さんの園芸日記

富有柿と太秋柿

2020/11/04
富有柿と太秋柿 拡大 写真1

狭い庭に植えた富有柿と太秋柿です。(樹間は約4m)

いずれも樹齢30年くらいで、年によって、両方の木にそこそこのサイズの柿が、そこそこの数 実ります。 収穫時期は、太秋柿が若干早く、その後富有柿の収穫が始まるという感じで、年内一杯柿の収穫を楽しめています。

ところが、今年だけでなく、時折今年のようなことが起こります。

ご覧頂いてお判りの通り、左側の太秋柿の木には、既に実が着いていませんが、右側の富有柿の木には、馬鹿みたいに多くの柿が実っています。この写真撮影の前に20kg以上収穫していますので、今年の富有柿が如何に多いか、お判り頂けると思います。

何でこうなるの?と不思議に思っていたのですが、趣味の園芸11月号を読んで、ハッと気付きました。

富有柿には受粉樹が必要で、太秋柿は受粉樹になると言うこと。

実は、多くの実を鳥にとられましたが今年は太秋柿も豊作でしたから、ガンガン花粉をまき散らしていたようです。
つまり、富有柿にとって花粉が潤沢であった結果、多くの実をつけたようですが、今夏は猛暑続きで、おっくうとなり摘果作業は皆無でした。 この為、貧弱で種ばかり多い富有柿の馬鹿成り、に拍車をかけたようです。

みんなのコメント(2)

こんにちは。

富有柿は完全甘柿だから、受粉するとタネが入りますが、受粉しなくとも実は付き脱渋すると理解しています。太秋も完全甘柿です。

不完全甘柿は受粉しないと脱渋しない品種です。

実が付く云々は隔年結果といって、豊作の翌年は不作になると言われそれを回避するには、お礼肥を施すといいそうです。

返信する

リバーさん、
初めまして。 コメント有り難うございます。

仰る通り、富有柿も太秋柿も完全甘柿との理解のもと、過去何年にも亘って、むしろ隔年結果を楽しんでいました。偶々豊作年が両品種の間で異なりましたので、今年は富有柿、次の年は太秋、といった感じで。
それが、数年前から隔年結果ではなく両品種共に毎年結果するようになったのですが、昨年のような状況は初めてです。

富有柿は完全甘柿ではあるものの、隠れた遺伝子が存在するのかも知れませんね。 ただ、太秋の片方の親は富有柿ですから、それほど遺伝子は異なっていないような、不思議な気分です。

ところで、富有柿の数本の枝に太秋を接ぎ木して、5~6年の間は、太秋が裏成りの年にも太秋柿の実を楽しんでいましたが、接ぎ木した枝が時と共に富有柿に同化したようで、今では、この接ぎ木についた実は富有柿と変らなくなってしまっています。専門家の方にお聞きしたところ、その通り、とのことでしたが、不思議です。
とすると、接ぎ木によって繁殖された果樹の苗などは、いずれ本来の味を失うことになるのか?と不安ですね。

返信する
みんなの趣味の園芸にログイン/登録する

※コメントの書き込みには会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!