博物館でお泊り｜園芸日記by紙魚淑女｜みんなの趣味の園芸

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奥出雲多根自然博物館
http://tanemuseum.jp/index.html
2012年11月11日

日本のみならず海外にもチェーン展開する眼鏡専門店の
創始者が収集した
化石コレクションを展示する博物館である。
もともと、企業の研修施設として利用されていた施設であるが
施設活用の為に、宿泊施設を一般公開したらしい。

なんといっても、
恐竜の化石と一つ屋根の下で眠れるというのが
嬉しいではないか。
別に、幼い頃に、恐竜図鑑に描かれた太古の生物の名前を
片端から丸暗記した経験の持ち主でなくとも、
巨大な恐竜の骨の下をくぐりぬけてチェックインし
自然科学の書籍がずらりと並んだ図書室の隣で
顔を洗い、眠りにつくのは、なかなか胸躍るのではなかろうか。

しかも、夜10時までは展示コーナーを勝手に見て回り
暗がりで抑えられた照明に照らされた骨格やら
怪しげに光る鉱物標本に息を吹きつける事が出来るのだ。
フロントで優しい目をしたスタッフから手渡された、
えらくハードルの高いクイズに頭を抱えながら。
そのクイズが良く出来ている。
子供だましの時間つぶし用に作られた問題では無い。
隅から隅まで必死で見学し、集中力を維持しなければ
豪華プレゼントが貰える80点以上はとれないなかなかの難問なのだ。

宿泊の部屋は小奇麗で共同のトイレや洗面所も気軽に使える。
素泊まりなら3700円という安さ。
博物館の目と鼻の先には、地元の温泉施設があり、
浴衣で走って行ける。

素晴らしい。
本当に楽しい一晩を過ごすことが出来た。
リッツカールトンよりも、ペニンシュラよりも、
断然こちらの方が良い。


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