地上はポケットの中の庭
田中相
講談社
2011年
購入:東京都写真美術館
購入日:2012年12月14日
値段:562円
・バイト先の夜のコンビニに迷い込むコガネムシを助けた高校生が、コガネムシに不思議な恩返しを受ける話。
・盲目の国王に仕え、主を待ちながら庭を守り続ける庭師の話。
・自分の生きる世界の幸福がいつか壊れるのを恐れ続ける男が暮らす、幸せな庭の中でのとある一日。
植物に愛おしさを感じる自分を自覚したことなどなかった。
それと同じくらい、他者を愛おしく感じるとは、
どのような思いなのだろうか。
人を愛する気持ちが分からない等と、反抗期の少女のような
可愛らしい台詞を吐くつもりはさらさらないが、
無意識の意識の自覚程、難しいものはない。
そのような感情の傍にも、植物は寄り添ってくれるのだろうか。
知らず知らずに溢れ出る、柔らかな心の拠り所となるような
いつ花が咲くとも知れぬ庭で生きたい。
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ステキな本のご紹介、ありがとうございます。
返信する読んでみたいと思います。
思春期真っただ中の、娘達にも勧めたいと思います。
おっしゃること、わかるような気がします。
妻となり母となった今でも、
自分の本当の気持ちがわからなくなることがあります。
花はいつも黙って咲いてくれます。
私が気づいても、気づかなくても。
そんな花のように、大切な人達を
そっと見守っていられたらなと思います。
私の存在に、気づいても、気づかなくても。
風葉子様
返信する漫画はめったに購入しないのですが、
表紙を見て買ってしまった本でした。
それぞれの年代の読者の心にすっぽり嵌るような
小品集なので、母娘で楽しめるかもしれません。
コメント書いて下さって、有難うございました!
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