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植え替えの時期。
用土は、”霧吹きをして湿らせて”植え込んで下さい。
これ大切。
なぜか。
◯ 各材料が均等に混ざりやすい。
乾いたまま混ぜると軽い配合材(バーミキュライト、パーライト、燻炭、日向石、鹿沼土、ゼオライト)が全体・均一に混ざらねぇんだ。
やって見りゃわかるが【写真①】のように新聞紙に用土を広げ霧吹きしながら混ぜると、軽い材料は重い土・砂とくっ付いて均等に混ざりフッカフカの柔らかい用土になる。
◯ 用土内部の通気が良くなる。
大小の粒がくっ付き合うため、粒の間に隙間(すきま)が出来て空気の流通が良くなる。
この大小の粒がくっ付いてるのを「団粒」という。
細かい粒同士が集まると固まりやすく、いわゆる「クラスト」になり、空気の通りが悪くなり、水の通り道も片寄って決まってしまい、すべての根に水分が均等に行かなくなる。
👉【写真②図】
※「クラスト」とは、
パンやパイなどの皮、ピザの生地部分のことで、固くなった積雪の表層、固い外皮、甲羅、地殻を指す。
写真②図の黒い点がクラストの出来る原因。
↑
これは細かな微塵(みじん)で、いくら篩(ふるい)にかけても粒の表面にくっ付いてて、水やりすると流れ集まる。
だから、水やりの時はジョーロで頭からやってはいけない。
せっかくの「団粒構造」がオジャンになっちまう。
団粒構造をぶっ壊さないためにゃ“スポイトボトル”や”洗浄ビン”で鉢際(はちぎわ)へ静かに注ぎ入れるのが大切。
じゃどのくらい霧吹きで湿らすか?
それが【写真③】👈
手で土を軽く握って“土団子”を作り、手の平を開くとヒビが入って割れるくらい。
サラサラして団子にならないのは湿り具合が不足。
ヒビ割れず団子に固まったままは湿り過ぎ。
このテクニックは、多肉のオールドファンにゃ初歩的スキルなんだが、最近の指南書にゃあんまし書かれてないようなので、老婆心ながらUPした。
※何年か前に日記にUPした記事を再掲しました。
昨今は『新世代』流行り。
そもそも日本人は明治維新以来なんでも新しいのを好み崇拝するのが習癖。(いや、"新し物カブレ"は弥生古墳時代からだが)
とくに大東亜戦争の敗戦以降は、戦前の物はすべて陳腐で後れてるとの価値観が進駐軍の上陸と共に訪れ、ベビーブームでポコポコ生まれた団塊世代と呼ばれる"戦争を知らない子供たち"はアメリカナイズされた目新しい事物に飛び付き、自分たちのルーツである古来からの日本文化を軽蔑・廃棄して来た。
小生などはそれを嘆かわしいと感じる者だが、「それでいいのだ」と"新・日本人"が思うなら致し方あるまい。
我々高齢者はやがて去って往く者だから、あ~だこ~だ言ったところで「また年寄りの」って顰蹙を買うのがオチ。
若けぇ者と口汚く言い争いをしてまで昔の技術を押し付ける必要も無いのだが、上記の先達の発明技術などはこのまま墓の中へ持ってゆくのは勿体ない。
少しでも後世へ残して去ってゆきたいと思って再掲した。
「今は時代が違うんだ、ややこしい記事は止めてくれ」
☝
こう思う人は読まなくて結構でやんす。
♪イヤと言うなら是非もない
アテにゃすまいぞヤン衆カモメ~
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丸めてビビ割れるくらい
返信するとっても分かりやすく
そうなんだ!と助かりましたm(__)m
日本文化継承は大事です
日本人なのですから
でも良いとこ取りのポジティブな日本人も好きです
アメリカナイズも
食べ歩きなど
当たり前になってしまい
1人でなんでかなぁと悲しくなります…
他にも沢山ありますが…
いらっしゃい、ぱすたさん。
明治31年(1898年)生まれのウチの親父は発足当時の日本医師会の中でもハイカラ好きで、当時ハレの日のお出かけは皆和服が多かった中、夏はいつも白の三つ揃えにカンカン帽・白のエナメル靴、冬は山高帽にフロックコート、一年中どこへ行くにも象牙の握りのステッキ。
そんな欧米カブレですが、こと和式の躾(しつけ)にゃやかましく、家の女性が歯を見せて笑うと大声で叱りつけ、食事中にしゃべったりすると箸が飛んで来る。
自分が出かける時は門まで家族全員でお見送り。
風呂だっていつも一番風呂。
畳の縁(へり)を踏んぢゃ怒られ、肘をついてお茶なんぞを飲もうものなら大変なことに。
「男は用の無い時は眼をつぶって黙って座ってろ」が口癖で、ペチャクチャ無駄口を利こうものならパイプ・湯飲みが飛んで来たものです。
昔の男は作法礼儀にゃこのようにうるさかったものです。
すっかり忘れてました、そう言えば古いサボテンの本に載ってました、最近まで乾いたままで混ぜてました、ありがとう
返信するいつも流石です。
ダイコン侍殿、ご機嫌いかが。
まぁ趣味の世界なので何でもかんでも「これでなくっちゃならない」って決め付けるとべらぼうに窮屈になっちまいますが、吾輩などは本業だろうが趣味だろうが、恋愛だろうが遊びだろうが、いつでも全力投球する習性でござんす。
まさしく「道楽の極み」
凝り性が不幸の始まりでやんすよ。
湯島臥牛さん
返信するこんばんは。初めまして。
私はサボテンこそ育てておりませんが、お話は他の植物を育てるときにも大切と思えることが多くて大変勉強になります。黙って拝見するばかりで失礼しておりましたが、いつもありがとうございます。
今回は、一般的な植え替えの時にも「微塵が流れ出るくらいたっぷりと水をあげる」と書かれている訳がよくわかりましたし、冬に痛めたカランコエやオモトを育てるときの注意点など、何度も拝見したいお話がたくさんあります。それでも、リトープスは安易に考えていましたので失敗してしまいましたが…。
軽妙洒脱な仰り様も魅力でございますね。これからも拝見するのを楽しみにしております。
いらっしゃいまし、なつのあさ様。
いつでも質問して下さいまし。
小生主催、管理人を務めさせて頂いてる【 新・多肉コミュ 】というコミュニティが常住トピックを募集しております。
参加離脱は常時自由ですので一度のぞいて見て下さいまし。
疑問はトピックを立ち上げてどうぞ。
善意の解答者が多く在籍しておられます。
↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_c_detail&target_c_commu_id=377
こんばんは。。
返信するこれは目から鱗かもしれません。
普通に、知らない知識でした。
考えてみれば、それはそうだ合理的、
と思いました。
なぜ気づかなかったんだろう、と思うほど。
温故知新、古きを知り新しきを構築していければいいですね。
というか、古の知識は、古の人には当たり前すぎて、
「は?知らないとは、これまた驚き。」
となる気もしますね。
いらっしゃい、akio_no_s30zさん。
バブル崩壊後の日本社会にゃ世代の断絶があります。
20年間にも及ぶリストラ、それにより練磨された技術を申し送ることなく退職して行った定年退職世代。
無理もない。
新入社員世代の新人類、与えられるのは当たり前。感謝の念もなきゃ感動・感激の感情もないロボット・アンドロイドのようなマシーン世代。
自己チューの極み。甘えの極致。
このような子供染みたゆとり世代の肩にこれからの日本の将来が委ねられました。
定年組が苦労して長年かけてマニュアル化した特殊技能。
尊敬の念のカケラも持たぬ不遜なる若手から乞われることの無かったものをわざわざ手間暇かけて残す義理はないわけですしね。
若年世代にゃ一から編み出して頂きましょう。
お手並み拝見という所ですかネ。
臥牛師匠
返信するこんにちは
この記事を拝見して そーだ!
綴化短毛丸の植え替えの季節だわ? と
コミュニティ に
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_c_detail&target_...
初めて書き込ませていただきました
初心者あばうとイネ科へ
ご指導宜しくお願い致しますm(__)m
いらっしゃい、イネ科様。
【新・多肉コミュ】に回答・返信させていただきました。
ご覧下さいまし。
臥牛師匠
こんばんは
【新・多肉コミュ】にご回答・ご返信
ありがとうございましたm(__)m
図解で分かりやすく・・・本当に大助かりです
思い切ってお伺いさせていただき大正解です
5月頃・・・3分割決行!
南無南無うまくいきますよう~(笑)
今後ともご指導宜しくお願い致しますm(__)m
なんの、お安い御用ですヨ。
質問へのアドバイスは患者の診断・健康指導行為に似ています。
また、多肉サボテン栽培は児童の養育と(漢方で云う)病人の養生にそっくりです。
こう見えても医療分野は一応専門ですので(笑
私の体験ですが20代、30代前半は何事にも
返信する『聞く耳』が出来ていないんですよね。
だから理解できないので腑に落ちず、精神が未成熟で思慮が浅い為、反発もする。
うん、サイテイ。
でも年輩者の言葉はずーっと残っていて
ふとした時や、必要なときに思い出し
「あっ!こーゆーことかぁ〜」と納得する。
当時は、うっせーッ!!(クソ)ばばぁッ!(クソ)じじいッ!と
心の中(口頭でも)で悪態をついていたのを
気が付いた瞬間、土下座をする勢で感謝をします。
連絡を取合う間柄じゃなかったり、通りすがりの方だったりで
謝礼の気持ちを伝える手段がない。
場合は、なるべく後世に伝えるのが代わりの恩返しだと思っています。
なので
湯島さんもタイムラグはありますが感謝されてますよ!
それより
「男は用の無い時は眼をつぶって黙って座ってろ」
が
強烈で、初めて聞くセリフで面白かったです。
当時どう感じていたのか、また今はどう思っていらっしゃるのか知りたいです。
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