コチョウランが開花すると、
蕊柱付近をよく観察してしまいます。
画像のような蕊柱、
こんな感じで癒着してしまったものが結構見つかります。
花弁が増えているものもあるのですが、
あまり美しいバランスのものは見つからないんです。
ユリも八重咲きがありますから、
ユリ科に近いラン科でも
存在するはずなんですが、
なかなか見つかっていません。
左右相称花と放射相称花の違いで
八重化の確率が変化してくるのでしょうか?
また調査しておきますね。
あと、
バイテクでも
試験管のなかで
八重化させることにも
チャレンジしております。
いろいろ楽しみがあって幸せです。
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蕊柱の癒着、初めて見ました。
返信するどんなメカニズムで起こるんでしょうか?
snowさんへ
返信する癒着っていう現象は、細胞分裂する際に細胞壁がうまく構築されないために起こってしまうんだと思います。
癒着現象を起こす原因など、はっきりとしたことはわかっていないと思います。
ちなみに倍数体を作出するときはコルヒチン処理といって、あえて人工的に細胞壁を作らせないようにして、分裂していた核が再び融合するようにしております。
なかなか人為的にコントロールすることは困難ですが、研究を進めていきたいと思います。
トミー
こんにちは
返信する倍数体の個体と普通の個体ではどんな違いが出るんですか?
花が大きい、成長が早い
などは聞いた事があるのですが。
snowさんへ
返信する倍数体といっても3倍体や4倍体などは
細胞自体が大きくなるため
お花や株などは大きくなりますが、生長のスピードが遅くなったりすることもあります。
半世紀前に大きな花を開花させる株を調査していったら、すべて倍数体だったため、
人為的に倍数体を作るようになっていきました。
タネなしスイカなどは、倍数体をまず作って
普通個体と交雑させ
4倍体×2倍体→3倍体になり
3は数学では割れますが、染色体は割れないので
不稔性になりタネなしになります。
こんな解説をしていくととまらなくなるので
また時間がある後日に行いますね。
トミー
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