こんな馬鹿な観察をするのは、私ぐらいでしょうか。
開花から2年と10ケ月20日で、最長記録となりました。
本当は、まる3年を期待していましたが、マンション9階の鳥害と風害から守り、日々の水やりながらの観察も無事終了しました。
よくよく考えたら、枝によく落ちないで着果していたと感激だ。
古家にて植え替えをしてやりたいと思っています。
御存知の様に、
ミカン『橙』はお鏡さんと共にお正月飾りの主役であります。
その苗を購入して挿木で殖やし、種を蒔いてミカンの接木台に活用してきました。
昔から、温州ミカンはなくても、我が故郷の庭には植わっていました。
家族繁栄・子々孫々までダイダイ(代々)続くように願いを込めてお祭りしてきた『橙』です。
この果実がいつまでとまったまま樹に存在するのかを興味関心をもって記録し続けてきました。
本日をもって記録終了となりました。
写真1 上が蔕で下がオヘソの部分
★触れるとぶよぶよで柔らかいです。
★蔕(へた)の部分には、水分が見られない。
★落果前には、おそらく養分は伝わっていないと感じた。
写真2 ヘソの凹部分から2ケ月経過で、本日自然落下しました。
「約3年間の橙みかんの新鮮な皮を見て下さいな!」
★重さは水分も少なくなり、あまりの軽さに驚いた。
★1年前の実と重さを比べようと思いましたがやめました。
写真3 中身は老いの様子で、水分と味は?
★水分は少ないがそれなりにありました。
★味はスケール用の爪楊枝で「濃い酸っぱさ」でした。
☆植物の最後の栄養は果実全体に蓄積されることは充分理解できます。それが種であることも事実ではないかと思います。
元気な旬の果実には種も元気に水分が有り膨らんでいましたが、この種は少し痩せて小さくなっていました。
【まとめ】
家族の繁栄を願い、お正月にミカン『橙』や『餅米』を飾る意味は少し理解できました。ヒトが生きていく上で、食は必須であり、こと植物の『橙』について、「長く=永く=樹に寄り添っていること」を先祖の方々は『橙』の特徴を経験的に知っていたのでしょうね。もちろん観察中にて、素人解釈しながら、
【回青燈】の意味も、理解できたことが一番良かったですね。
何はともあれ、老体の勉強も意義ありました。
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こんばんは😊
返信する3年近くも樹上で過ごした橙の果実の中身が見られるとは、なんと珍しいことでしょう。
貴重な画像です。ありがとうございます。
きっと種が2つに切れることが無いように、刃物を使わず、種を探りながら手で果実を割かれたことでしょうね。
コメントありがとうございます。
普通なら、ミカンが熟すと落果しますね。
ヒトの認識ってエエカゲンなもんですね。
落下しなくても、鳥や台風で被害に遭い、害虫に喰われて熟すこともできないのもあります。
近代文明の冷蔵庫に保管してもセイゼ、1ケ月ですね。
私どもの注目度は、約3年間も樹にしがみついて生きていた橙の執念に【畏敬】を感じます。
「花が綺麗とか、果実が美味しい」とか、ヒト中心の身勝手な考えでなく、植物のもつ【業(ゴウ)】みたいなものを感じます。
この観察を通じて、植物によりヒトは生かされ助けられているのではないか、と実感しています。meika
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