「白鳥」２輪同時に開花｜園芸日記by湯島臥牛｜みんなの趣味の園芸

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「白鳥」マミラリア属

『白系マミラリア』と呼ばれるグループで最も優美な原種。
純白の硬質のトゲをびっしりと肌に張り付けるように密生させる。

白毛を纏(まと)う種も美しいけど、この「白鳥」のように硬い白トゲがあたかも工芸品のように全体を覆う種も珍しい。

この種は小型で成球で３～最大６㌢にしかならない。

普通マミラリア属は成球となると円筒形に育ち、やがて子吹きして群生する。

この「白鳥」も年古(としふる)とタテに伸び、根元に盛んに子を吹いて大群生となる。

一般にマミラリアは大抵は(比較的)高地に自生してる。

多くは剛健で耐寒性があり強光線を好み生長期は秋から初冬・早春から初夏まで。

真冬でも室内に取り込めば成長を続けるが、日照不足と要らざる暖房で徒長する公算大。

夏は成長が鈍り真夏にゃ休眠する。
用土の過湿に注意し通風を図るのは必須。

とくに群生株は各頭の隙間が蒸れて中心部から腐る事がよくある。

自生地は亜熱帯だが、標高の高い地域は昼間は強烈な日照、夜間から明け方は氷点下近くまで冷え込む。

よく西部劇で夜にカウボーイやガンマンが焚き火をしてるシーンが出て来るが、ああしないとアメリカ西部内陸～メキシコの砂漠地帯は冷え込んで風邪を引いちまう。

📷1⃣ 今年は左右２輪同時に咲いてくれた。

　去年はゴールデンウイーク中に１輪づつ2輪咲いた。

　こうして眺めてると、言葉は要らない、と思う。

　白鳥は比較的大輪の花。
　
　健気で可憐と云うべき。

📸２⃣ 左の花は１日早く咲いた。

　それが今日(4月28日)右の花も加わった。"両手に花"。

📷3⃣ 夕方にゃ花びらを整然と畳む。

　そしてまた次の日に花が開く。三日くらい保つ。

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みんなのコメント（10）

くーちゃん 2021/04/28

こんばんは

素晴らしいの一言です。
どんな賛辞の言葉も寄せ付けないお姿
うっとり💗

返信する

湯島臥牛 2021/04/28

いらっしゃい、くーちゃんさん。

お褒めありがとうございます。

こんなに小っちゃな単頭なのに毎年花を楽しませてくれます。

３月頃から軽く遮光した日光を当てるようにしてます。

キレイ系のマミラリアです。

たにくっちゃん(旧:エアースプリング) 2021/04/28

今晩は😃🌃。

サボテンの花って、何故美しいのでしょうか？
トゲに包まれた球体からは想像できない花が咲く意外性？

綺麗な花は沢山ありますが、サボテンの花は、ただ綺麗だけではすまないような気がします。

トゲも美しいですね。白星ちゃんのように痛くないのですか？

いらっしゃい、エアースプリングさん。

サボテンの花が殊更に美しく感じるのは、たぶん本体の色味がモスグリーン・黄緑・白など単純なので、花とのコントラストでそう感じるんだと思います。

おっしゃるように造形の「意外性」もあるでしょうね。

白鳥のトゲは傘の骨のように放射状に外側へやや内向きに拡がってますので、指で触っても刺さりません。

ただし、指の皮脂が付着して純白のトゲを汚しますので無暗に触るのは感心しません。

アキオっち 2021/04/30

こんにちは。

立派に花が咲いていますね。
うちは、なんかその気配もなく。
頑張りが足りませんね。。
来年見据えて頑張ります。

湯島臥牛 2021/04/30

akio_no_s30zさん、いらっしゃい。

そうなんです、「多肉道」は”持久戦”。
それも終わり無き闘争🪖

焦っても急にゃ上達しませんし、季節・年月任せですので、いくら無駄な手間をかけても成長するしないは植物次第。

ある意味『あきらめようとする自分』との闘いですね。

トゲを相手だけに、まさに『茨の道』