かたつむり。さんの園芸日記

一年おあずけの末の5輪

2021/05/10
一年おあずけの末の5輪 拡大 写真1 一年おあずけの末の5輪 拡大 写真2 一年おあずけの末の5輪 拡大 写真3

 
 【画像1】
 鉢植えの株から少し遅れて、樹皮に着生させたナゴランも咲きました。花をつけたのは4株中1株のみで5輪です。

 【画像2】
 先日登場した鉢植えの株(2本あった花茎のうち、先に咲いた方が枯れ始めたので切除して、1本だけ残っている)と一緒に。

 【画像3】
 育成中の子株も一緒に。

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 樹皮付けの4株は、昨年の3月に剥がして貼り替えをしました。着生栽培の場合は新根を貼り付かせたいので、新根がたくさん出る春先のタイミングで植え替えたかったのです。その貼り替えのために、その年の花は諦めることにして、当時出ていた花芽は全部摘み取りました。
 その貼り替えで元気がなくなって、まだ回復の途上なのです。

一年おあずけの末の5輪、しょぼっ!!
 (※他意はありません。)
 どうせ今のこの状況で開花しても本来のレベルからはかけ離れたしょぼいものにしかならないのは分かりきっているだけに、今年の開花も中止にするかどうかは、ギリギリまで迷いました。結局、「まあ頑張って開花しようとしてるんだから…」と思って開花させましたが、やっぱりしょぼかったですね。
 (※だから他意はありませんって。)

 ナゴランの着生栽培を始めたのは2014年の春で、翌2015年の開花がこれ。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_album_image_id=218772
(当時は「木片」だったのですが、後に中身を剥がして「樹皮」だけにしました。)
 この年は42輪が咲いたのですが、その後、一度もそれを超えることができていません。

 今年は貼り替え翌年なので、初めて貼り付けた翌年の2015年の再来を昨春の時点ではちょっと期待していたのですが、ビギナーズラックの再来はありませんでした。
 2014~2015年は、小苗からどんどん大きくなっている最中だったので株に勢いがあったようです。
 それに対して昨年~今年は、既に育ちきった株を剥がして貼り直したので、やはり同じではないんですね。かえって弱っただけでした。

 ナゴランをたくさん咲かせるには、「若さゆえの勢い」と「ベテランゆえの蓄積」とのバランスで、前者の方に重きを置いた方がいいような気がしています。(栽培の環境や方法によっても違うとは思いますが、少なくとも自分の栽培では。)
 着生の株はむやみにいじれないのが難しいところですが、鉢植えの方はほぼ毎年植替えをすることで新陳代謝を促して若さを保っているつもりです。

 【画像3】では親子関係を矢印で示しています。
 そだレポのネタにしているのは、赤矢印で示した、着生の株から昨年採取した切り株から芽吹かせた子株3株です。
 鉢植え株では一昨年と昨年に切り株を取りました(青矢印)が、それで親株は弱っていません。今年もたぶん取れるでしょう。1つの切り株からは1~4株の子株が生えてきます。つまり、親株が十分に元気なら、1つの親株から毎年1つ以上の子株を作ることが可能だということです。
 そんなに「増やしたい」わけではないのですが、増やす方法を発見した(けど当初は当たり外れがあった)ので、せっかくだから「ほぼ百発百中で成功する方法を確立したい」と思って試行錯誤しているのです。昨年まででその域に到達できたと思っているので、今年は実証試験です。
 2017年の秋に当時育成中の小苗7株をお嫁に出したのですが、今ある子株7株と今年作る子株も、そうするかどうするか考えているところです。

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