チューリップ、来年の春、見られるわよね｜園芸日記byプルスワ｜みんなの趣味の園芸

写真1

写真2

写真3

梅雨入りしそうなのに、チューリップの話になってすみません。
今ここに、記事にしておかないと、忘れそうなので、書きます。

この病院で、活動しているかぎり、患者さまの余命を意識しないで作業はできません。

でも、そういう状況にに直面して、戸惑ってしまうことがあります。

この花壇に花を植える時、世間一般の花壇とは違って、気をつけなければいけないことがあります。

時間をかけて、花が咲くのは避けたほうがいいということ。

ボランティアを始めた頃、看護師さんに
「患者さまは、時間がないのだから、すぐ見られる豪華なお花をお願いしますね。」と。

その言葉を言われて、
「チューリップは植えられない。」
と、１年目は諦めました。

でも、２年目。やっぱり、春は、チューリップ。どうしても植えたい。
「春に、入院されてくる患者さまは、絶対喜ぶわ。」
と、この年、チューリップを試しに、植えることにしました。

１０月になって、花壇にチューリップを植え込むことにしました。

案の定、園芸作業に興味がある患者さまは、話しかけてきます。

ある女性の患者さまが、声をかけてきました。
「チューリップの球根を植えているのね。でも、私、来年、見られるかしら？」

思わず、私の作業の手が止まってしまいました。
どうしよう、どうしよう。
あんなに、看護師さんに言われていたのに、やっぱり、まずいいことになってしまった。
穴があったら入りたい。

そのあとの患者さまの言葉に、ビックリです。
「でもね。私、自分のうちの庭に、２００個のチューリップ植えてきたばかりなの。来年、見られるわよね。それまで、頑張らなくちゃ。」

未熟な私は、何も言えず、下を向いたまま作業を継続。

昨日の記事で、コメントをいただいた「蛍草さん」から

「寄り添うこと」という貴重な助言をいただきました。
まさに、そうでした。

チューリップは、3年目でも、やはり植えることにしました。
チューリップの開花が、春の訪れを知らせてくれますから。
チューリップが咲くまで、開花している花をいっぱい植え込んでカバーすることにしました。

このサイトで日記を公開して、１０日余り。
みんなの趣味園の皆様に、たくさん教えていただいております。

どうか、皆さま、これからもよろしくお願いします。
こうしたほうがいいよと思われたら、遠慮なく、アドバイスよろしくお願いします。


思い出のスズト... 2024/04/20	ムラサキケマン... 2024/04/20	カモミール／カ... 2024/04/20

アヤメ／シラン 2024/04/20	おかえり〜🎶 2024/04/20	こんな時間にな... 2024/04/20

思い出のスズト...
2024/04/20

ムラサキケマン...
2024/04/20

カモミール／カ...
2024/04/20

アヤメ／シラン
2024/04/20

おかえり〜🎶
2024/04/20

こんな時間にな...
2024/04/20

みんなのコメント（2）

蕎麦のさっちゃん 2021/06/11

初めまして。
とても素敵なボランティアをしつつ、人と関わる大切さを学んでますね。
私の主人も空に旅だって10年になります。
闘病生活と言うものはどういうものか、私も二年前に蕎麦を作る製麺機で指を三本挟んで、複雑骨折し、年末に緊急入院した時に初めて主人の気持ちが分かりました。
何よりガーデニングを通して患者さん一人一人が素直にきれいだとか、咲くのがもし、見れなくっても夢の中で咲いてるかもしれないし、
個々に受け取り方は違うと思います。
私も怪我をきっかけにガーデニングの投稿を始めてます。
今は足が不自由ですが、杖を付きながらも手入れをしてます。通りすがりの人も見てくれたり、コロナ渦でも少しでも心が和んでくれたらと思ってます。
色々な思いで入院されててもきっと自分の時間は分かってると思います。そのなかで真心込めてボランティアをするのも大切だと思います。
これからもお仕事頑張って下さいね。
熱中症には気を付けて下さいね。