再挑戦　ニゲル×チベタヌス｜園芸日記byせいざえもん｜みんなの趣味の園芸

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国内のナーセリーからヘレボラス　ニゲル×チベタヌスの開花株が販売されるようになったきた。

『ピンクアイス』はAshwoodが初めて交配に成功して発表した株につけた名前で品種名でも学名でもない。
実生開花株にはAshwood作出の「ピンクアイス」分株との混同を防ぐために、「ニゲル×チベタヌス」または種小名のベルチェリを表記した方が良いと思うのだが・・・・

とにかく市場に出る数はごく少ないのが実情。
実生してもチベタヌス寄りの株が出る率が極めて低いことを考えると分け株も含め高価なのはうなづける。

そんな世の中のことはさておき、
ニゲル×チベタヌスは別冊趣味の園芸やネット画像を見て衝撃を受けた人には憧れの花と思う。
私もこの花を見て交配をはじめた一人である。

数年前に斑入り葉のニゲル・ダブルに国産チベタヌスの花粉をつけてみた。１株が生き残ったがニゲル似の株で花もほとんどニゲルだった。
自家受粉してみたが種子が入る可能性は極めて低い。
＊２０１３．２．２２追記：子房は枯れ種子は入っていなかった。

やっぱりもう一度チャンスがあったら交配してみたい…
昨日百合が原の展示会で湯沢園芸さんとその話になった。
「チベタヌスならちょうど咲いてますから花粉あげますよ」というご厚意に甘えついでに花粉ではなく花を１輪分けてもらった。
湯沢園芸さん、貴重な花をありがとうございます。
湯沢さんで種子親用にニゲルを２株購入。
手持ちの２株と合わせて４株を使って交配してみることにした。
１株はまだ蕾が少し硬いので後日。

今日は３株。計４輪の除雄をしてチベタヌスの花粉をつけた。
チベタヌスの雄蕊は非常に小さく花粉の量も少ない。慎重に作業。
いざ写真に撮ってみたら雄蕊の取り残し発見、取り除いた。やれやれ老眼には厳しい。

チベタヌスの花粉は他にはＡＵＲＯＲＡ「彩雲」の最後の花、
それからdd.フェアリーローズ・スポット、
dd.オドルス・アロマ交配スポットにつけてみた。
他にも一株つけてみたいのがあるがチベタヌスの雄蕊が熟すのを待ってからにしたい。

ケースで管理している種子親用のニゲル
ダブルは湯沢園芸さんの株
シングルはＨＣで買ったもの。
チベタヌスの花は水をはった小鉢にティッシュを丸めて敷き、花を安定させながら熟した雄蕊を摘み取って交配に使う。

湯沢園芸さんには本当に感謝してます。
一輪の花が夢を大きく前進させてくれました。


💖コルジリネの成長 2024/04/25	プランターに定植 2024/04/25	コデマリの開花... 2024/04/25

4/25 ボタン～... 2024/04/25	植え替えした後... 2024/04/25	種蒔きは、適期... 2024/04/25

💖コルジリネの成長
2024/04/25

プランターに定植
2024/04/25

コデマリの開花...
2024/04/25

4/25 ボタン～...
2024/04/25

植え替えした後...
2024/04/25

種蒔きは、適期...
2024/04/25

みんなのコメント（26）

うさた 2013/02/20

せいざえもんさん

こんにちは

お体は大丈夫なのでしょうか。
あまり無理なさらないでくださいね。

夢が広がりますね。
前の日記に書いてありましたニゲルもどきも外見上そうみえてセルフでとったらなんてことはありえないのかとも。
そんな簡単なことじゃないのでしょうね。
だって高いし、少ない株しか流通していませんし。

今後のチべタヌス交配も楽しみにしています。

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せいざえもん 2013/02/20

うさたさん、こんにちは。

もう大丈夫です。
でも花のことなら多少のことでもがんばれてしまうから気をつけないと怖いですね。

ニゲルもどきになったチベタヌス交配はほとんど稔性がないようです。１粒でも取れたらいいんですけどね。

チベタヌス交配の難しさは種子数が採れないこと。
チベタヌスの特徴が受け継がれにくいこと。
さらに次世代がつくりにくいこと。
困難だらけの交配ですね～。

今回もどのくらい種子が採れるかはわかりませんし、そこから幾つがチベタヌスの特徴を表に出してくれるかはますます予想できないです。
でもやってみるしかないですね。

さっち 2013/02/20

こんにちは

湯沢さんのチベタヌスは、恵庭で販売していた株
ですか？
内側の花色が綺麗です。
今年こそ、ニゲル×チベタと他の３種のチベタ交配
上手くいくといいですね。

ニゲルとチベタヌスの開花のタイミングはとても
難しいですよね。
今年は、地植えのチベタヌスと地植えのニゲルの
タイミングが合うといいなぁ。

湯沢さんとＨＣは、昨日の私のドライブと同じ位の
距離ですね。お疲れじゃないですか？

ねむりねこ 2013/02/20

こんにちは

　興味深く今日の日記を読ませていただきました。
　私も手を出したいと思ってますので、大いに参考になります。
　問題はチベタヌスがその前に咲くかどうか、咲いた時、他の花があるかどうかです。
　情けない話です。

せいざえもんさん

またまた登場です。

私もそうです。
花って不思議とがんばれますね。

ニゲルもどきには稔性がないのはつらいです。
次世代がつくりにくいのも。。。
かなりの困難が待ち受けているんですね。

種ができるように神様にお願いでもしとこうかな。

さっちさん、こんにちは。

湯沢さんのチベタヌスは親株用としてハウスに残している非売品のものでした。
かなり丸弁のカップ咲きでベインがはっきり入る個体です。
花一輪頂けるだけで交配は飛躍的に進みますね。

湯沢さんは確かに遠いですが、チベタヌスのためなら走っちゃいますね。
チベタヌス１輪でしばらくの間いろんな夢が見れそうです。

ねむりねこさん、こんにちは。

チベタンス交配は趣味家向けの交配ですね。
採れる種子が少ないから実生ポットであふれることもないし…
次世代がほとんどない一発狙いですから一品ものになります。

チベタヌスや交配株を敷地の各所に分散しておくことをお勧めします。
うちでもチベタヌスは３か所に分散配置してます。
微妙に開花期が違ってくれたらいいかな。(花芽がついてればですが・・・うちの今期は一芽です)
一輪花があれば摘み取って涼しい環境で保管すると結構持ちます。
花粉をポリ袋に入れると使える量が減ってしまいます。
このへんも他の交配種とは違う手法になりますね。

うさたさん、こんにちは。

元気だから花が好き、ではなくて
花が好きだから元気になれるんでしょうね～。
心身がつらい時に花は（ペットもそうですが）大きな力になってくれます。

交配とか考えてるとまだまだ頑張るぞって思えてきます。

チャンスあったらチベタヌスをいろいろ交配してみてくださいね。
種子数は採れないけど、もしかしたらすごくきれいな好みの花が咲くかも。

2013/02/20

こんばんは。

面白いものが手に入りましたね。体調が回復したようでなによりです。それだけの元気があれば…。

ニゲ×チベ・・・。種が出来ただけでは終わりではないんですね。思い通りの花が咲くまでは。

うちもたまたまチベが咲いたので色んなものにペタペタしちゃいましたよ～。ちゃんと受粉してるといいんですけどね～。

moka* 2013/02/20

こんばんは。

体調、いかがですか？
３キロも体重が落ちた。。ということは、かなり症状も辛かったのでは。。と想像しています。

ニゲル×チベタヌスの交配は、本当に趣味家向けですね。
増えすぎる心配もあまり要らないですし。。
ニゲル似ばかりが増えるのも困りますが＾＾；

お花が手に入ってよかったですね＾＾
これでまた一歩踏み出されましたね。

おりゅう 2013/02/20

こんばんは＾＾

体調が　もどられたようで　良かったですね。

綺麗なチベちゃん。
交配　うまくいくといいですね。

祈ってます＾＾

アドちゃん 2013/02/20

諭吉4枚もの、ぜひ創って、暴落させてください。

TOKO 2013/02/20

こんばんは

‘ピンクアイス’も‘絹’もすてきですよね～
ニゲチベもニゲヴィシも簡単にはつくりだすことができないみたいですね。
私も昨シーズン、ニゲルにチベの花粉付けてできた種をまきしましたが、いいかげんな交配なので、たぶんニゲルがたくさん生まれてくると思います
せいざえもんさんは、研究熱心で、交配もきちんとされているので、良い結果が生まれるのではないでしょうか。
楽しみにしています。

ほのか 2013/02/20

こんばんは♪

ニゲル×チベですか。
上手く種が採れると良いですね。
しかも種が採れてもチベ寄りにならないとダメなんですよね？
道は果てしなく遠そう…
でも、せいざえもん様なら…
ウチでもいつかチャレンジしてみたいですね。
まずはニゲルとチベを手に入れないと。（笑）

donyi 2013/02/21

こんばんは～

ワクワク感が伝わってきますよ
減った体重はすぐ戻りそうな位、お元気になられたみたいで良かったです。

せいざえもん 2013/02/21

ＳＡＴＯさん、おはようございます。

花があると元気な私です。
多少の無理は承知でチャンスは逃しませんよ。

今回のチャンスで夢をぜひ実現したいですね。

mokaさん、おはようございます。

趣味家向けですね。
「ピンクアイス」についてはいつも悩むんです。
これって交配名？個体名ということはないな。
(仮)交配名でAshwoodブランド??限定とか考えちゃいます。
だとしたらAshwoodにはピンクアイスの元株はいくつあるんでしょうね？

確かにこの交配は種が少ないしニゲル??になっちゃうのが多いけど、そのニゲルもどきは種がまずできないので鑑賞用にはよいですよ。花がすごく長持ちします。

体重すぐに復活しました。恐ろしくて量ってませんが。

おりゅうさん、おはようございます。

チベタヌスと聞いたら熱だって吹っ飛びますね。
いや既に下がって復活してましたけど。

うれしいけど慎重に交配すすめます。

アドちゃん、おはようございます。

お手頃価格にしたいです。

TOKOさん、おはようございます。

そうですね。簡単にはいかないですね。
まずはきちんと除雄して間違いなくチベタヌスの交配といえる状態にしないとね、先行き不安にもなります。

他の蕾も開花しだい交配してできるだけ種子を集めたいと考えてます。

種子親のニゲルを複数交配することでチベタ似の葉っぱが出るニゲルの親株を見つけたいです。