シロタエギクのイメージと言えば、寄せ植えや花束の脇役というイメージが強くて、私の中ではあまり、存在感がありませんでした。それが、患者さまたちのご指摘で、一変しました。
いつものように作業をしていると、一人の患者さまが近寄ってきて
「この植物、なんていう名前?」
と質問されました。
花壇は、夏向きの花に切り替わっていたので、てっきり花の苗のことを、おっしゃっているのかと思いましたが、指さす方向は、シロタエギクが植わっている場所。📷③
「シロタエギクといいます。」
「いいねえ。この色いいよ。本当に、いい色だよ。」
患者さまに言われて、私も改めて、シロタエギクをじっくりみてみると、初夏の太陽の光に照らされて、シルバーリーフの葉が、今まで見たことがないほど、きらきら輝いていました。
シロタエギクは、日照が不足すると葉の色が悪くなるといいますが、夏至の日照時間が一番長い日に、最高の葉の美しさをみせてくれていたのでした。
ちなみに、確かに同じシロタエギクでも、日陰に植えられているものは、白というより、緑色の葉がみられます。📷②
さらに、初夏から夏に黄色の可愛い花がさきますが、花をつけると株が弱るので、花芽ができたら随時摘み取るのです。
患者さまが、声をかけてきたのは、まさに、その作業をしているときでした。📷①
「どういうときに、この花を使うの?」
とまた、質問されます。
「寄せ植えや、花束をつくったりするときの添え花です。」
「ああ、カスミソウのようなものなんだね。」
「カスミソウなんて、すぐにその花の名前がでてきますね。お花を育てていらっしゃるのですか?」
「そうなんだよ。ちょっと、やっているんだよ。」
と、その男性患者さまは、照れくさそうに、でも、ニコニコしながら、その場を立ち去りました。
シロタエギクのすばらしさを教えていただいたお礼に、少し元気をあげられたかな。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
正体見たり 2024/04/19 | 我が家の1号☆*。 2024/04/19 | カトレヤの株分... 2024/04/19 |
スミレの名前が😆 2024/04/19 | カトレヤの株分... 2024/04/19 | 水仙、一斉開花... 2024/04/19 |
やはり、深いお話ですね。大きな病気を経験されて 見方が深くなっているのでしょうか。患者様、それぞれの方が いろいろお花類を心で感じていますね。
返信する花壇が無かったら・・・慰めが無いかもです。
また、こういう何気ない会話がどれだけ嬉しいかもわかります。元気を受け取って帰られたのですね。
さりげない会話に 慰められるは 私たちでもたまにあります。嬉しいものですね。
たまゆらさん こんばんは。
返信する思い込みで見過ごしていた、植物の美しさを教えていただきました。
本当に、お花を通じて、患者さまとお話しするきっかけになっています。
シロタエギクは、その患者さんにとっては、メインの植物に見えたんだと思います。
返信する横の花の黄色にも目を止められたでしょうが、その花の美しさより、シルバーリーフの美しさの方に目が行ったのでしょうね。
シロタエギクは、私も美しいと思います。
普段は添え花扱いかもしれませんが、シロタエギク自身がひっそりと美しく輝いています。
浦郷さんこんにちは
私も、シロタエギクの美しさ、良さにきづきました。
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。