①②今朝の水上花壇のサンパチェンス。
②水上花壇のメカニズム。
制作の手順は以下の通りです。
1.基本データの収集
①使用する培土の湿らせた時の重量
(底面給水で常に湿った状態となるため)
②給水布の水揚げ能力
(水面から何cmまで水が上がるか?)
③植物が大きく育った時の重量
(栽培中に重さが増すため)
※サンパチェンスは品種により1~2kg/株以上になることもある。
④その他資材等の重量
2.上記データを使い、以下の条件を満たすようフロートサイズを算出
①植物が大きく育ち、最も重くなった時でも、培土が水に浸からないこと(根腐れ防止)。
最も重い時の総重量mg<フロートの浮力ρVg
m:総重量、g:重力加速度、ρ:水の密度、V:物体(フロート素材)の体積
②植物が育つ前の最も重量が軽い時でも、確実に給水布で水が供給されること。
最も重量が軽い時の水面から用土までの距離<給水布の水揚げ能力
最も軽い時の総重量で、mg=ρVgからVを算出し、V=Sh(S:底面積、h:高さ)であるから、h<給水能力となるよう、最低限必要な底面積を算出する。
以上で、フロート容器のサイズを決定することができます。
3.肥料設計
栽培期間中の生育量から、必要とする肥料の量を算出する。
N成分に着目し、凡そ植物体の生体重の0.3%がN成分であることから、必要な肥料の量を算出し、栽培期間などから肥料(ロング肥料)の種類を決定する。
但し、用土の量が少ない場合は濃度障害が出ることがあるので、予め確認しておく必要がある。
上記の条件で制作できれば、水上花壇設置時以降は、水や肥料の管理が全く不要の状態で、長く花を楽しむことができます。
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