シンガポールに行ったらしい弟から土産に絵葉書を貰った。
ランブータンとバナナと謎の猿の絵葉書である。
ボタニカルアートと呼べるかどうかは別として、
なかなか味わいのある絵だ。
長年をかけて、事あるごとに、植物を見たら、
写真を撮れ。
土産にチョコレートは要らないから、書籍を、葉書を、切手を
本物を、種子を、民芸品を入手しろ。
と耳元で囁き続けた甲斐があったらしい。
迷わず、この絵葉書を選んでくれたのは正しい選択だった。
褒めてやらねば。
ランブータンという果実はインドネシア土産で貰った事がある。
柔らかいイガに包まれた果実は、爽やかな甘みだった。
どんな樹木でどんな花が咲き、どのように実るのか。
いつか、市場で山積みになったのをこの目で見てみたい。
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