京都市北部、左京区久多にある八丁平。
盆地状の谷間に広がる湿原の自然観察会に参加した(2021.10.31)
ガイド役は京都府立植物園名誉園長で、現在は大学で教鞭もとられているという松谷先生。
先生曰く
「植物の見どころは花だけやない。葉、木の幹、枝ぶり‥‥無限です。」
実際に葉を取ってみせて葉脈の入り方で葉の区別をするかなりマニアックな観察から始まり、珍しい殖え方をする樹木の紹介など、ときに哲学的とも思えるような解説はとても興味深かった。
貴重な植生を獣害から守るために広くフェンスで囲われたエリアもあり、動物と植物とがうまく共生するべく試行錯誤しながら尽力されている関係者のお話を聞いて、後世に自然を残すための並々ならぬご苦労があることも知る。
植物が種を飛ばして繁殖し、自然を形成することを「たまたまの連続」と表現されたことがとても印象的だった。
足元のコケから巨木まで、自然界は計り知れない歴史とドラマの連続なのだろうなぁ‥とその日出逢ったアレコレを思い出しながら湯船に浸かった。
写真1
湿原の風景
写真2
左がハウチワカエデ
右がコハウチワカエデ
葉柄の長短で区別がつけやすい
長いほうがコハウチワカエデ
写真3
サワフタギの実
この実に出逢えただけで、来てよかったと思えるほど嬉しい瞬間だった
間近で瑠璃色に輝く実の美しさは、想像以上
今年の山では豊作らしい
追伸
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