今日は、風のない穏やかな冬日和の新大阪の街です。
★接木で簡単に殖え、育つ椿『かぎろひ』でした。
★『ヤブツバキ』の挿木苗に『かぎろひ』を【呼接ぎ】しました。
丈夫さと変異種ができないかな?
次回は、『五色椿』に【呼接ぎ】をしたいと思っています。
写真1 【呼接ぎ】の履歴。
左写真 2021年9月14日実施。台木は『ヤブツバキ』【呼接ぎ】の接ぎ穂は『かぎろひ』です。
中写真 2021年11月28日 本日の全姿。
【呼接ぎ】で今日、【穂木】を切り離しです。
右写真 切り離し後の全姿。【呼接ぎ】の台木は『藪椿』
ツバキは簡単に接木が出来ます、皆さんも実践して下さい。
写真2 挿木歴
2010年4月13日に【挿木】を実施しました。
新芽や新葉が少し出ていて、発根が無かったので再度、挿木を実施。元気そうなので親と同じのクローン苗ですね。
小盆栽の苗木にします。
写真3 本日の作業完了。
新品種は、やはり【人工授粉】で種から作らないとダメかな。
台木を変える発想も、やはり、実践して夢を追いたいですね。
※ツバキ『かぎろひ』
1996年大阪府豊中市の育種家吉川和男さんが作出のお花です。
中国・雲南省原産の『金茶花』というツバキと日本の「ヤブツバキ」の交配種。
寒さに弱いので、鉢植えで暖かいところで咲かせたほうが黄色が濃く出ますね。
他に、一重咲きの『初黄(しょこう)』があり、『鴫立沢(しぎたつさわ)』と『金花茶』の交配から山口湛夫氏によって作出されています。
「やはり、こんなことから人工授粉がいいのでしょうか?でも、
接木の台木を変えて、夢を追ってみたいです。」(夢みるmeika)
お邪魔します。
返信する椿は奥が深いですね。
愛知県稲沢市には椿だけの園芸店、椿園と言う所があります。まだ行った事はないのですが。
ご存知でしょうか?
椿は実生が新種が出来やすいとは、聞いてはいますが、meikaさんの試みの結果も楽しみです。接ぎ木は融合ですので、新しい何かが生み出される可能性は、あるのかな、と浅はかな素人考えながらも、思わずにはいられません。
私も、安物ですが、椿を2鉢、持っていて、ムロ入れを考えないといけないのですが、meikaさんは、どのようにされていますか?
もし、よろしければ、ご教示くださいmm
新大阪の街中なので、基本的には日陰で育てています。
1日では、朝日が当たるぐらいが、最適環境ですね。
『ヤブツバキ』の北限自生林は、青森県夏泊半島ですね。
歴史的にもこの文化は、南の五島列島の『玉之浦』まで全国に散在していますね。
寒い日本海側には『ユキツバキ』があり、国内には沢山の有名椿もありますね。
神社仏閣に植えられた鑑賞用だけでなく、椿油や蜜、木材に利用され、万葉歌にも詠まれる素晴らしい樹だと思います。
このふたつの原種に、中国や朝鮮などから来た品種、また、その交配種や変異種が多く、各地で歴史的に育てておられる地域の名花も多いですね。
私どもは、『玉之浦』と共に「雪椿」系の交配種であろう『五色八重散椿』、中国からの「侘助系椿」、そして現在は『七曜変化』やこの黄色系の『金花茶』系のハイブリッド種が好きで育てています。
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