京都府立植物園さんの園芸日記

キヌガサタケ

2022/06/23
キヌガサタケ 拡大 写真1 キヌガサタケ 拡大 写真2 キヌガサタケ 拡大 写真3

 毎年梅雨の季節が始まると園内の竹林に現れます。菌類(植物ではありません)5つの群のうちの1つ、担子菌類、いわゆるキノコの仲間で、その中のスッポンタケ科スッポンタケ属の1種です。一番上に、茶褐色をした釣鐘状の子実体(シイタケの傘の部分に相当)があり、その内側から白いレース状のマントが地面近くまで伸びて、これが美しい。子実体の下には白い軸があり、それがレースのマントの内側に見えます。
 午前中の早い時間が見ごろで、午後には全体が萎れてしまいます。午前10時半、岡山から新幹線で来られたというご婦人を竹林前でお話ししました。キヌガサタケが見られてうれしい、来たかいがあったと喜んでおられましたが、だいぶ萎れていました。
 子実体からは匂いが出ていて、そこへたくさんの小むしが集まります。良い匂いではないのでお勧めしませんが、興味があればどうぞ。食したことはありませんが、白いレースのマントと軸の部分は中華料理では食べる調理法があるそうです。味は分かりませんが、食感は良さそうです。
 6月26日、今朝も出ていたので、その写真と交換しました。右側写真では、子実体の先に虫が見えます。

「キヌガサタケ」関連カテゴリ

みんなのコメント(3)

面白い物ですね。
白いマントはレース状になってますね。
頭もついてるのですね。
これは、初めて見ます。
ありがとうございました。

返信する

初めてお邪魔します。

年に数回、植物園にお邪魔して楽しませていただいです。
でも、梅雨の時期に植物園を訪れることはないのです。
キヌガサダケのこのお姿は、いつ頃まで見れれますか。
お天気の日に見に行きたいです😄

返信する

おれんじぺこさん、あまり正確ではないのですが、梅雨の季節のうちであれば出てくるように思います。6月26日、今朝は1個だけでした。午前中も早い方が良いです。

みんなの趣味の園芸にログイン/登録する

※コメントの書き込みには会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!