姫路市立手柄山温室植物園
2013年5月13日
・展示大温室 660㎡、展示小温室 180㎡、育成温室2棟 240㎡、
サギソウ温室 40㎡、花の家(物販)、レストハウス、事務所1棟。
・昭和55年5月開園。
・入園料 大人200円。
タマネギのような形をした温室が仲良く二つ並んでいる。
大きい温室が、熱帯植物。小さい温室には砂漠植物が植栽されている。
丸い形の温室というのは、四方見で植栽する必要があるので、
区画分けするのに苦労があると思う。
ここの場合は、大きな植物が背景になることで、
うまく順路に誘導されるようになっていると感じた。
温室の中の植物の足元に、所狭しと置かれたオブジェの類は
一体誰の案なのだろうか。
安物の動物たちが、てんでバラバラに置かれた様子が異様だった。
たぶん、この温室の管理者は、この温室を心から愛していると思う。
その愛情が、この人形たちに託されて、訪れた人々に
「可愛い」とか「面白い」とかいう言葉を誘うようにと考えられたのだろう。
はたして、その想いが届くかどうか、はなはだ疑問である。
人工物は自然の造形美に、どんなに近づこうとしても
越えられない溝があると感じた。
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