フラワーセンターのハナショウブ園では、
他ではあまり見られない「大船系」というハナショウブがご覧いただけます。
この系統は明治から大正時代に、
現在のフラワーセンタの場所にあった農事試験場で品種改良されました。
交配親は主に「江戸系」を使っているので、
多くの品種は「江戸系」の性質を引き継いでいます。
関東大震災や第二次世界大戦などをかいくぐって、
現在まで引き継がれ、
今日も元気にお花を咲かせています。
ラベルの隅っこに「大船系」と書かれていますので、
ちょっと注目してみてくださいネ。
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こんにちは。
返信するとてもいっぱい咲いていますね。
色がとてもきれい。
ショウブ、あやめ、正直言って区別が付きません。葉が違うんでしょうか。
家にはダッチアイリスとジャーマンアイリスがあります。
これは区別できます。
ハナショウブって花が小さめなんでしょうか。
「大船系」「江戸系」とあるそうですが、それは純日本種なのでしょうか。
オリーブオイル様、こんにちは!
返信するハナショウブとアヤメは葉っぱでも区別ができます。
ハナショウブは葉の中心にハッキリとした軸があるのですが、
アヤメは平たいだけで軸がありません。
比べてみると幅がアヤメの方が少し細いです。
花の時期も違っていて、
関東の平野部ではアヤメは5月初旬頃、
ハナショウブは約1ヶ月後の5月下旬から6月に花を咲かせます。
それと、花びらの付け根に網目模様があるのがアヤメ、
黄色いクサビ模様があるのがハナショウブです。
どういう訳か、ハナショウブのお花が咲いているのに、
「アヤメ祭り」という名前でお祭りが開催されることが多くて、
これも混乱の元になっているかもしれません。
お花の大きさは、
だいたい大人の男性の手のひら位でしょうか。
ジャーマンアイリスよりも大きいお花を咲かせる品種もあります。
最近では欧米などで改良された里帰り系の品種も日本国内で栽培されていますが、
江戸系、伊勢系、肥後系、大船系、長井古種などは、
古来から日本に自生している「ノハナショウブ」から改良されたものなので、
純日本種と言えます。
英語ではジャパニーズアイリスと呼ばれています。
こんにちは。
返信する詳しいご返答、本当にありがとうございます。
なるほど葉っぱにすじがありますね。
写真では花が小さい感じがしますが、大人の男性の手のひらもあるなんて、ものすごく大きいですね。
近くで見たら、豪華でしょうね。
江戸系、伊勢系、などなど、数々の系統は日本古来のノハナショウブから改良されたそうですが、ノハナショウブはまだあるのでしょうか。
昔の日本映画で菊の栽培風景を見たことがありますが、日本では昔から植物産業が盛んなのでしょうね。
ダッチアイリスはもともとはスペインが原産だと聞いたことがあります。オランダは植物の産業が昔から盛んな国ですから、自国に持ち帰って改良したのかも知れませんね。
オリーブオイル様、こんにちは!
返信するノハナショウブは、
都市近郊では消滅してしまった自生地もありますが、
山間部の湿原や草原では、
現在でも咲いている姿を見ることができます。
北海道では平野部にも大きな群生地が残されています。
太古の昔から受け継がれてきた自生地は、
これからも大切にしたいものです。
チューリップもオランダが原産ではないのに、
盛んに栽培されていますね。
ダッチアイリスもそういったお花の一つだと思います。
最近ではヤマユリやカノコユリなど、
日本原産のユリがオランダへ渡って、
沢山の新品種が発表されています。
日本でも江戸時代から花の品種改良が盛んに行われていて、
当時、来日した欧米の人は、
とても驚いたとのことです。
ハナショウブ、サクラソウ、サクラ、アサガオ等々、
日本ならではの園芸品種は、
現在まで受け継がれています。
今でもペチュニアやコスモスなどの育種は、
世界トップクラスとのことです。
またまた丁寧なご返事ありがとうございます。
返信する日本では、江戸時代から花の品種改良が盛んだったのですか。
盆栽もありますし、歴史は古いとは思っていました。
ペチュニアやコスモスの育種が世界でトップクラスなんですね。
黒いペチュニアの写真をみんなの園芸日記で見ました。黒い色は初めて見たので、ちょっと驚きました。
とても素敵でした。
こちら(スペインです)では見たことがありません。
オリーブオイル様、こんにちは!
返信する黒いペチュニアはフラワーセンターでも育っていますが、
本当に真っ黒黒です。
梅雨のないスペインでは、
ペチュニアはきっと良く育つと思いますので、
街角で見かけるようになってくるのではないでしょうか。
フラワーセンターのペチュニアは、
雨続きでグッタリしています・・・
スペインにお住まいの方と、
こうしてお話しできるのはなんとも素晴らしいですね!
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