どうしたことか、この秋は園芸史関連の展示会が相次いでいる。
まずは原宿の太田記念美術館http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/index.htmlでは『江戸園芸花尽くし』という展示をおこなっている。すでに前期は日程を終えているが、後期は11月26日(木)まで。人気らしく図録の通販は終了とのこと。
館蔵品の浮世絵を中心に、江戸末から明治初めごろの植木鉢の名品などが展示されている。今期おこなわれている展示では一番、展示品が立派なものかと思う。園芸に関心は無くとも、充分に興味を引くものだろう。
残念なのは、単なる羅列的な展示に留まっていること。近年の近世絵画と本草学の発展、浮世絵師を含む文化人と園芸愛好家グループとの関連との研究成果がまったく反映されていない。
それと今回の展示に限ったことではないが、植物の同定がいい加減だ。展示されているものが立派なだけに、これらの欠点がひどく目についてしまう。
図録にある大橋康二氏(佐賀県立九州陶磁文化館特別学芸顧問)の小論文『陶磁器に見る植木鉢の歴史』は読み応えあり。この小論文だけのためにお金を払う価値がある。
その2へ
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