植物園北側にある北山門を入ると噴水があり、その周りのベンチで休むと、その背後にイチゴのような赤い実をつけた樹木が10本ほどあります。そのため、名前はイチゴノキ、所属はツツジ科。常緑で、12月でも花も実も観察できます(写真左)。花と実を見比べると、この花からどうしてこんな赤いイチゴのような実ができるのか、不思議に思います。花は白い筒状の花冠(花弁が合着したもの)をもち、その中には10本の雄しべと1個の子房(写真中央)。多少植物を知ってる人なら、ドウダンツツジの花に似てるなー、と思うでしょう。ところが果実はドウダンツツジのそれと違って、見かけはイチゴ。良く熟した実を食べると、甘みは足りないが、甘酸っぱい。もちろん中身も本物のイチゴと違います。本物のイチゴはバラ科で、たくさんの雌しべが赤いイチゴの上に乗っていますが、こちらは5個の雌しべが1つに合着。割ってみると、5つの雌しべ、それぞれの部屋が合計5つ(写真右)。中に小さな種子が無数にみえます。
原産地は、いかにも合いそうな地中海から西ヨーロッパ北部。そこではどんな鳥がやってきて、赤い実を食べ、種子を運ぶのだろう?
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こっとの庭にも、左の写真のように、花と実がついています。実を食べてみましたが、そんなに甘いものではありませんね。
返信する実を割ったことがなかったですが、なるほど5つの部屋に分かれてるのね。
ドウダンツツジの花のようなのが、どうしてこんな実になる
のか不思議ですね。
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